本日より、上野の東京都美術館にて『第102回書教展』が始まりました。
出典:(公益社団法人) 全日本書道教育協会HP
私は、武者小路実篤の言葉を近代詩文書(漢字仮名交じり文・調和体)で出品しています。
ご都合が合いましたら是非ご高覧いただけたら幸いです。
【第102回 書教展】-伝統の書美を翼に乗せて-
日時:平成29年9月20日(水)~26日(火) AM9:30~PM5:30(最終日は正午まで)
場所:東京都美術館2F(上野公園内)
内容:役員・一般部・学生部・席書大会作品(毛筆・硬筆部門あり)
9/24(日)13時から根本伸也先生による作品解説が行われます。
さて、書道教室で3ヶ月に渡り取り組んできた『第2回全国折り句コンテスト』の作品制作。
締め切りを前に大詰めを迎えています。
折り句とは、一つの文章や詩を頭文字にして、別の意味を持つ言葉を繋げていく古来よりある日本の言葉遊びです。
今年のテーマは『ありがとう折り句』、『ふるさと折り句』、そして『えがお』。
子供達は、心の中にある普段なかなか言えない胸の内を言葉にすべく、想いを巡らせた夏だったことと思います。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃん、大好きなお友達などに感謝を伝える折り句や、生まれ育ったふるさとを大切に思う折り句、見ているだけで笑顔なるような折り句が次々に綴られました。
筆を執り真っ白な紙に向かうと穂先に集中、心をこめて書いていきます。
習字を習っているとはいえ、小筆に墨を含ませながら長い文章を書くのは大変なこと。
間違えず、精一杯美しく書く経験を重ねることで、大きな力がつきます。
下絵に、言葉の雰囲気に合うイラストや模様を自由に色付けして作品をさらに高めます。
絵具や色鉛筆などの画材を使うのが大好きな子供達は、水彩筆に持ち替えて伸び伸びと。
レッスンの時間を大幅にオーバーしても、納得のいくまで粘る子供達。
最後は、机の上が名画を生み出す画家のアトリエのようになりました。
「敬老の品プレゼントにする!」と張り切って2枚書いたMちゃん。
おじいちゃまを慕う優しい気持ちを折り句にして手渡されたら、さぞ喜ばれたのではないでしょうか。
お手本があるから書くのではなく、折り句コンテストへのチャレンジを通じて自分の書きたいことや伝えたいことを自分の表現で書ける力を養えたら本望です。
制作期間中は、昨年度の全国グランプリ受賞者で当教室アシスタント講師、横山裕園先生にも全面的にご協力をいただきました。
生徒一人一人を我が子のようにきめ細やかに指導して下さる先生。かけがえのないパートナーです。
9月末までのラストスパート、コンテストを牽引されている折り句作家MIKAKOさん(写真中央左)や皆さんと共に頑張りたいと思います。
photo by masataka akiyama
皆さんも、気持ちを折り句にして伝えてみませんか?
コンテストは手書きでなくメールで送るSNS部門もあります。
よろしければ是非、お気軽に参加してみてはいかがでしょうか。
作品制作や出品方法でわからないことがありましたら、どうぞ小さなことでも遠慮なくご連絡下さい。
下高井戸にある書道教室