2013.11.30
11月30日 ブログ開始1年を迎えて 

 

11月末日、クリスマスムード全開になる前の嵐の前の静けさを保つ銀座。

澄み渡った青空に、冷たい風が気持ちよく頬を切ります。

今日は書友の細井翠櫻先生と鳩居堂で待ち合わせをし、午後のひととき銀座でゆったりと書の話に花を咲かせました。

嬉しいことに先生もこのブログを時折訪ねて下さっているとか。 

 

 

思い返せばちょうど1年前の2012年11月30日にブログを開始して、1年経ちました。

昨年の年頭から、周囲の皆さまの助けを借りながらサイトを立ち上げる準備を進め、2012年8月にようやくこちらのwebサイトを公開。

ホッとしたのもつかの間、ご覧いただいた方々から「生きたHPにするために、ブログやFacebookも導入した方がいいのでは」というご意見をたくさんいただきました。

「HPだけでは一度見たらおしまいになってしまう、一日の訪問者数が20名以上の活発なHPは、全HPの2割にも満たないのですよ」とのこと。

アドバイスに背中を押され、おぼつかない手つきでブログを始めて早1年。

初日のブログを読み返してみると、抱負をこう綴っていました。

 

 

 “書にまつわる様々なことをお伝えして、皆様と共に書の魅力を味わい、また書の愉しみを分かち合って頂けたら幸いです。

・・・(中略)今年9月からは、世田谷区下高井戸商店街という、安全で利便性の高い場所で開室することが出来ました。

こちらの開室に際しても、たくさんの方が優しく手を差し伸べて下さりご尽力をいただきました。

そのご恩返しのためにも、地元にお住まいの方はもちろん、商店街で働く方々や学生さんや子供達が気軽に立ち寄って書を学び、書を楽しめる和みの場にしていけたらと思っています“

 

 

この時の初心は、今でも変わりありません。

ブログを続けたことで素敵なご縁が広がり、書道教室にもたくさんの方が訪れて下さいました。

そして、地元下高井戸で行われた音楽とキャンドルと書のイベント、志を一つにした仲間が創り上げた先週の月見湯ライブにも、たくさんの嬉しいご感想をいただきました。

中でも、「子どもがお世話になっていながら遥水先生の書を間近で見るのは昨日が初めてでした。躍動感のある力強い書に大変魅せられました。男湯の書は今でもはっきり思い浮かべることができるほど深く印象に残っています。」というメッセージや、「書は深いですね。前田先生の書に出会って、『書もアートなんだなあ』と、書に対する見方がガラリと変わりました」というご意見には、心打たれました。

 

 

 

 

また先週末は、お嬢さんを7年間書道教室に通わせて下さった友人に誘われて、京王線高幡不動駅周辺で行われた「たかはた もみじ灯路」というお祭りへ。

彼女とは、書とお花のコラボレーションでも共作している長いお付き合いです。

 

 

 

紅葉もライトアップされて美しく輝き、しっとりした秋の風情を味わいました。

 

 

 

 

灯篭に願い事を書いて奉納すると願いが叶うと教えてもらい、「みんなで楽しく書道が出来ますように」と心を込めて書いて参りました。

神社の周りには、想いのこもった灯篭の数々。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書くことが好きな人が集まって、日常の気忙しさから離れ、楽しく書を続けられる環境を作ること。それが、私の願いです。

 

 

 

 コミュニケーションツールの一つであるブログを書くことによって、いつも身近に感じてもらうことが出来て、書に興味を持っている人に訪れてもらえ、また、たまたま立ち寄って下さった人に新たに興味を持ってもらうことも。

インターネットのなかった時代には考えられなかったこと、夢のような出来事です。

 

 

 

 

 

 

 夜が更けてお祭りが終わり、優しく光る灯路を抜けて帰るころには、東京ではないどこか遠くの街にいるようなこちらも不思議な夢の中のような気分になりました。

 

 

家族をはじめたくさんの方々に支えられて歩んで行けることに心から感謝しながら、これからもブログを書き続けられたらと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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