2022.02.10
2月10日 第3回web折り句展 vol.1

遥水書道教室は2022年に22周年を迎えます。

そんな2022年2月2日午後2時。

ゾロ目が重なって何だか幸運が舞い込んできそうなこの日、第3回web折り句展覧会(制作: 有限会社まるみ)を公開しました。

たくさんの方のご協力あってこそと心より感謝申し上げます。

 

 

「とらどし」協力:oisoaobatoさん・凛花さん

 

同日、日本折り句協会のYouTube番組に生徒のTちゃん(高2)がゲスト出演!

ブログの最後に配信された動画をご紹介します。

折り句展について各方面からたくさんの嬉しい反響もいただいています。

2月のブログで綴っていきたいと思いますが、今日は書道歴8年折り句歴6年、Tちゃんの歩みを振り返ってみましょう。

2013年、小学校3年生の7月に教室にやってきたTちゃん。

 

 

画像掲載の許可をいただいています

 

 

「国語が好き」という優しい瞳の、もの静かな女の子でした。

初めての折り句は大好きなお母さんのお姉様へ、「あきこ」をまくら(頭文字)に感謝の気持ちを伸びやかに。

 

 

2016年 第1回全国折り句コンテスト出品作(小6)

 

翌年は、自分の名前をまくらに家族への感謝を。

得意の色鉛筆画が添えられて、あたたかくてホッとするような作風に進歩しました。

 

 

2017年 第2回全国折り句コンテスト(中1)

 

教室で毎年取り組んでいる七夕の短冊には堂々と力強い線で。

 

 

願い事「感動させられる文章を書く」(中1)

 

中2になると頑張っていた演劇部の部長になりました。

折り句は『えんげきぶ』に決め、熱意をはつらつと心地よく紙面いっぱいに表現。

 

 

2018年 第3回全国折り句コンテスト佳作入賞(中2)

 

こちらで嬉しい初入賞。

折り句を始めて3年目のことでした。

この年の秋、Tちゃんから演劇発表会のご案内をいただき成城の砧区民会館へ。

世田谷区立中学校の演劇部の生徒が集まり日頃の成果を発表する大舞台です。

 

 

大人の舞台さながらの演出に感嘆

 

Tちゃんの中学校は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、Tちゃんは主役のジョバンニ。

息をのむほど魂のこもった熱演で、笑い、泣き、哀しみ、絶叫する迫真の姿に私も号泣。

普段の柔らかなTちゃんと別人のようで深く感銘を受けました。

 

 

中3の七夕(右)「自分の詩集を出したい」

 

中3の最終学年、お友達に心を込めて書いた折り句は二人の息遣いまで伝わってくるような詩情あふれる作品。

 

2019年 第4回全国折り句コンテスト MIKAKO賞(中2)

 

こちらで見事MIKAKO賞に輝きました。

東京スカイツリー、郵政博物館で行われた授賞式ではキリリとした制服姿。

 

 

 

 

一昨年の折り句は日々学習を支えてくれる塾の先生へ青春の息吹。

 

 

2020年 第5回全国折り句コンテスト(高1)

 

大人への階段を一歩一歩のぼっていく姿が眩しく煌めいています。

塾に贈呈するための見事な横断幕も書き上げました。

 

 

 

 

小さな子ども達の折り句制作では進んでお手伝いにきてくれる頼もしい先輩でもあります。

 

 

小学生を見守るTちゃん

 

まだまだ思い出はたくさんありますが駆け足でお届けしました。

そして、昨年度のコンテストで協会賞を受賞した作品がこちら。

 

 

2021年 第6回全国折り句コンテスト 協会賞(高2)

 

 

これはもう、私があれやこれや言うよりも是非Tちゃんのインタビューを聴いていただけたらと思います。

表現することはこんなにも人を幸せに出来る。

続けることで道は開かれる。

想いを語る彼女の心の美しさに感極まりました。

聞き手のMIKAKOさんも「折り句協会の言いたいことを全て言っていただきました。何も言うことがないという感じです。」と驚きの笑顔。

京都のご出身でメンズファッションの著述家でいらしゃるお父様と大の仲良しのTちゃん。

時代の先端と京都文化の粋をあわせ持った舞妓さんのような佇まいにも注目です。

 

 

日本折り句協会 折り句コンテストTV(約16分)

 

 

TOP↑