晴れ渡った青空、春のように明るい陽差しでもまだ空気は冷たいこの頃。
緊急事態宣言はなかなか解かれませんが、梅の便りや花粉症の準備に季節が巡るのを感じます。
そんな中の去る1月29日、お世話になっている日本折り句協会代表理事のお母様、秋山知子さんが旅立たれました。
書道教室に毎年あたたかな手編みのお品をたくさん送って下さり、届くたびに子供達はワァーッと宝箱を開けるように大喜びでした。
2017年秋
享年86歳。
前日の夕食までご家族と共に笑顔で、1歳になるお孫さんと歌を歌って和やかな時間を過ごされていたそうです。
2017年秋
突然の悲報に、驚きと悲しみで胸が一杯になりました。
一つとして同じものがない、色とりどりの毛糸でひと針ひと針編まれた作品。
2017年秋
子供達の喜びように、気持ちのこもった贈り物は心に響くのだと教えていただきました。
2017年秋
このお品の用途は、洗剤をつけなくても食器の汚れが良く落ちる「アクリルたわし」とのこと。
しかしあまりにも素敵なので、コースターや花瓶敷きなど温もりのあるインテリア雑貨として大切にしてもらっていました。
2017年秋
感謝の気持ちを書にしてお送りしたことも。
2017年秋
お会いしたことはなくても知子さんの慈愛が伝わっていたと思います。
コツコツと地道な書道の稽古の中で、優しい贈り物を手にするのはホッとする瞬間だったのでしょう。
「写真を撮るよー」と声をかけると全員が楽しく頭に乗せてみたり。
2018年秋
あれ、みんな右の男子に注目してるよ。
2019年秋
では気を取り直して、はいチーズ。
こうしてワイワイ賑やかに記念撮影するひとときもいただいていました。
2019年秋
作品はフリルがついて一回り大きくなったり、ますます可愛く進化。
2019年秋
昨年は彩り豊かで丈夫なペットボトルホルダーが届きました。
2020年秋
初めて見る新作にみんなワクワク。
2020年秋
次の週から早速水筒を入れてくる子も。
2020年秋
子供達の顔をスタンプで隠さなくてもマスクで覆われてしまったコロナ禍の今。
2020年秋
まさか昨年が最後になるなんて思いもよりませんでした。
2020年秋
これからもうこの交流がないのだと思うと心にぽっかり穴が空いたようで涙が込み上げてきます。
時節柄、お別れに駆けつけることは出来ませんでしたが遠くから手を合わせてご冥福をお祈りしました。
これからもいただいたご恩を忘れず、日々を大切に歩んでいきたいと思います。
空の上から見守って下さい。
知子さん、本当にありがとうございました。
下高井戸にある書道教室