若葉青葉が目にしみる季節。
楽しいGWに入り…と書きたいところですが、なんとも気の重いことになっていますね。
日々変化する状況に皆さんも心身がお疲れではないでしょうか。
くれぐれもご自愛をと願いつつ、このブログではせめて爽やかな空気がお届け出来たらなあと思います。
さて、ここでもおなじみの折り句作家MIKAKOさん、6年ぶりに地元岩国での個展が開催になります。
5月9日(日)は母の日。
MIKAKOさんの手ほどきを受けてお母さんへの素敵なプレゼントが制作できるワークショップもあります(予約制)。
お近くの方は是非、MIKAKOさんの素晴らしい世界に触れていただけたらと思います。
私も同行したかったのですが東京は緊急事態宣言の真っ只中。涙をのんであきらめました。
(開催について急遽変更になる場合がありますのでご確認をお願いします。岩国市民文化会館HP TEL0827-24-8996)
同じく5月9日(日)までの会期で横浜そごう美術館にて『篠田桃紅展~とどめ得ぬもの~』開催中です。
こちらは緊急事態宣言発令の1週間前に見学することが出来ました。
館内の撮影はNG
今年の3月1日に107歳で亡くなられた桃紅先生。
1913年(大正2年)旧満州国大連で生まれ、1956年(昭和31年)43歳で単身渡米、ニューヨークを拠点に書と絵を融合した新しい表現を構築、世界で活躍されました。
103歳で開催された個展を鑑賞した時の衝撃が忘れられません。
ニュースで訃報に接した時は胸が詰まりました。
「人間の一生はどんなにやってもこれで完璧だということにはならない。生きている限り人生は未完成ですよ。」
「自分はもっといいものが描けるはずだと思っている。だから出来たものが気に入らない。自分を買いかぶっているんですよ。」
など、心に響く数々の言葉も残されています。
今回の80点あまりの作品もとにかく圧巻。女性としてもその生き方に尊敬しかありません。
ほの暗い会場に一人立ち尽くしていると、「精一杯やりなさい」と言われたような気がしました。
お問い合わせは横浜そごう美術館
皆さん、こちらもお出掛けが可能であれば是非に。
思えば昨年の今頃は学校は休校要請、外出の自粛要請、施設利用も不可となって書道教室も6月の半ばまでお休み。
連休は静まり返っていました。
椅子に正座で良い姿勢のJくん(小4)
いまだに制約が多いとはいえ、一年前と比べればみんな元気で欠席もなくレッスンが行えて、5月は週末も単発レッスンで埋まっておりありがたい限り。
鉛筆を持ったままついウトウト、無理に起こしたりせず見守ります
コロナも色々なことがわかってきて経験やデータの蓄積が生活に生かされていますね。
リモートも広がっていますが、やはり書道は同じ場に身を置き、書いて見せて手を取って伝えるのが一番なのかなと感じます。
自分で座布団を重ね高さを調節、集中しています
先日は鉄道大好き女子のMちゃん(小4)がスタンプ帳を持ってきて見せてくれました。
「桜がついてて一番好き」というJR大崎駅
いつもお父さんと二人で電車に乗って巡っているとのこと。
国内外を問わず旅行が趣味の大人の生徒さんも一緒に笑顔でページをめくります。
動けないGWですが、ウキウキする旅気分を共有することが出来ました。
「新宿は一つの駅に4つもスタンプがあるんだよ」とMちゃん。
「へえ、すごいね。先生も押してみたいな。スタンプって駅のどこにあるの?」聞くとちょっと考えて、
「みどりの窓口で聞くといいよ」と教えてくれました。
緊張感のある毎日の中でも少なくとも同じお部屋で一緒に笑いあえることに感謝。
昨日は岩国の同級生から「少し早いですがお誕生日おめでとうございます。無事に会えるようになったら一緒にお祝いしましょうね」とレターパックが。
おしゃれなバースデープレゼント
5月3日は憲法記念日で印象的な日ではあります。
しかしコロナの状況下、こうして憶えていて気持ちを寄せてくれたことが本当に嬉しかったです。
風薫る5月、人生の大先輩からの学びを大切にしっかりと生きて次の世代にバトンを渡せるよう頑張ります。
下高井戸にある書道教室