2021.03.20
3月20日 桜の季節

桜の季節がやってきました。

卒業や入学、出会いや別れと人生の岐路を彩る桜を見るといつもこの言葉を思い起こします。

 

花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ 

 

©Chibahiroko

 

そんなしみじみとする春ですが、果報が続きました。

懐かしい写真と共にご紹介したいと思います。

6年生のMちゃんが毎年頑張って取り組んでいた難関の書道展に初入賞(応募総数726点中、2位)!

 

 

記事が掲載された市報や展示写真を持ってきてくれました

 

自由参加の公募書道展。

自分の意思で出品を始めて5年目の快挙です。

小さな身体に大きな筆で、見たこともないような巨大な文字を初めて書いたのは小学2年生の時。

 

 

最初は墨をつけずに運筆練習

 

初めての体験は文字通り手取り足取り。

 

 

 

 

小学生が普段書いている半紙とは勝手の違う条幅サイズです。

 

 

2017年12月(小3)

 

選外で会場に展示されることがなくても弱音を吐くことも一切なく黙々と毎年書き続けました。

 

 

2020年1月(小5)

 

そして小学校生活最後の年に見事な有終の美。

私も感無量で『継続は力なり』と生徒さんから教えてもらいました。

 

 

昨年度の折り句コンテストも上位入賞

 

お母様からも喜びのメール。

…お稽古を毎回楽しみにしており、改めて、先生のご指導のもと、筆でも鉛筆でも文字を書くことが好きになったことを感謝しております。…

 

 

小学生の間に美しい文字を取得しました

 

先生も、頑張り屋さんのMちゃんに伴走出来ることがとても幸せです。

これから中学生になって一歩上がって芸術書道の道に進みます。楽しんで学んで行きましょう。

 

そしてもう一つ、先週のレッスン日のこと。

「遥水先生お久しぶりです。大学が決まりましたので挨拶に伺いたいのですが7時頃に伺ってもよろしいでしょうか?」

と、受験のためお休みしていたKちゃん(高3)から突然のメール。

 

 

Kちゃんの七夕短冊(2017年)

 

Kちゃんは小学5年生の時から7年も通っているのでみんな顔なじみです。

中学生の生徒が「先生、今日は国立大学の合格発表ですよ!」と教えてくれてドキッ!

地に足のつかないような気分で到着を待ちました。

 

 

書初め(中3の冬休み)

 

マスク姿で現われたKちゃん、

「行きたかったK大(日本最高峰の国立大学)に合格しました!」と満面の笑み。

教室にワーッと歓声が上がり、私もこの大変な状況下で最後までよく頑張ったと万感の思い。

 

 

絵付けしたミニだるまに『勉』の一文字書(高2のお正月)

 

お母様からも胸が熱くなるメールが届きました。

遥水先生にご指導・ご鞭撻いただいたおかげで、国立大の二次試験(論文式、約2時間かける4科目)でも採点官の先生方に読んでいただきやすい文字を書くことができたのではないかと、私としては思っています。

 

 

お母さんへの想いを綴った折り句(中3の秋)

 

5年生になったばかりの春にお父さんと一緒に体験にやってきたのが昨日のことのようです。

 

 

都立H高校への想い(高2の秋)

 

何事も一生懸命、生き物が大好きで文系も理系も得意なKちゃん。

 

 

 

 

明るく面倒見がよく教室のムードメーカーでした。

東京を離れてしまうのは寂しいけれどKちゃんなら大丈夫、新たなスタートを心から応援しています。

大切な一人娘さんを送り出される親御さんのお気持ちも想います。

帰省の際は是非教室にも遊びに来て下さいね。

咲き始めた桜を見上げて、一期一会の大切さが身に染みる春です。

 

花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ 

 

 

2021年3月3日より公開中→第2回web折り句展覧会

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