教室はついこの間まで冷房だったのに、いきなり冬の気温になって昨日は暖房を入れました。
「寒くてヒートテックを着てきました!」とおっしゃる大人の生徒さん、「雨で冷えてしまい体調を崩しちゃいました。」と話す高校生。
猛暑の疲れもあって、寒暖差に身体の対応が難しい時期です。
皆さん、十分気をつけて下さい。
レッスンの時間も日がとっぷりと暮れて、暖かい教室で子供達も心落ち着けて書道に励んでいます。
11月からスタートするクラスの体験で、小さな子供達との新しい出逢いも。
二学期から毛筆を始めたMちゃん(小2)
小筆字の書き出し『仲秋の秋』の『仲』で何度も苦戦、思わず苦笑の大人の生徒さん。
大人も子供も同じ目線で共に学び切磋琢磨しています。
コロナ禍の中でも香り高い秋が巡ってきました。
秋の夜長はゆっくり本を読んだり音楽を聴いたりしたいものですね。
今年は下高井戸の秋の風物詩「しもたか音楽祭」も動画配信で行われるとのこと。
賑やかな音楽祭が開かれないのは寂しいですが、おうち時間の楽しみになるのではと思います。
音楽祭参加の団体にご縁をいただき、書を提供しております。
まずは、地元密着型のフルオーケストラ、しもたかフィルさん。
皆さんの想いや活動の背景を載せた書。
重厚な古典調の立て看板と違うポップな風合いの書は、団員お一人お一人の譜面ファイルになりました。
下高井戸『月見湯温泉』の銭湯ライブでおなじみの『音屋企画』さん。
主宰のお二人は、ライブ会場だけでなく色々な場所で多様な音楽の楽しみ方を提案して下さっています。
帽子とサックスがトレードマークの戎谷俊太さん(画面左)
昭和の風情漂う銭湯でゆったりと音楽を聴く贅沢なひととき。
2012年から携わらせていただき8年目になります。
月見湯さんは区外からの来場者も多く、ライブの他にも落語会やヨガなどのイベント会場としても人気の銭湯。
ライブの日に書いた「いらっしゃいませ」は、今でも番台で頑張っています。
音屋のお二人はすっかり下高井戸に溶け込み、しもたか音楽祭にも毎年ご出演、今年は月見湯さんからの無観客動画配信になるとのことで楽しみです。
音屋の風呂屋
そしてこちらは音楽祭とは直接関係ありませんが、下高井戸の中華料理店『皇庭餃子房』さんご依頼の書。
店長の茅峰さん自詠の詩を、ご希望の隷書体で書かせていただきました。
明日10月11日(日)が開店19周年だそうで、お祝いの気持ちもたっぷりと込めました。
店内には、6月に書かせていただいた色紙や令和の書も展示されています。
店長さんのお人柄で居心地良く、本格的な中華料理を味わえるお店ですので下高井戸にお越しの際は是非に。
書道教室を開いて来月2日で20周年を迎えますが、こうして地元地域で書を生かしていただけることをとても嬉しく思います。
これからも街の歴史や文化、ご依頼の方の熱い思いを反映した書が書けるよう精進していきたいと思います。
しもたか音楽祭の動画は、10月25日(日)公開予定だそうですので閲覧方法など詳細はまたお知らせ致します。
お楽しみに。
下高井戸にある書道教室