2022.09.10
9月10日 美術館で心の旅

書道がきっかけでよく美術館に足を運ぶようになりました。

行きたいものだけでなく、絵画や彫刻、工芸、写真、服飾…ジャンルに関わらずご案内を受けると出来る限り行くようにしています。

舞台や音楽、映画鑑賞もしかりで多種多様なインプットが糧に。

 

 

8/11(木)~21(日)六本木 国立新美術館

 

「せっかく中央(東京)にいるのだからたくさん良いものを見に行くことです。」

と、故郷岩国でお世話になった書道家の岩見屋錦舟先生から言われていました。

 

 

優れた臨書をスタイリッシュに展示

 

大小様々な美術館や博物館がひしめく都内。

美術館巡りを重ねて本当にその尊さを実感します。

先月、初めて見学させていただいた現代書作家協会展は本格を極めた古典臨書と現代書という両極を一堂に展示。

 

 

古典を礎にした躍動感あふれる現代書

 

作家渾身の様々な表現に一点一点見入ってしまいます。

一つとして同じ顔のないこんな楽しい作品も。

 

 

笑みがこぼれ癒やされます

 

人の手によって生み出されたエネルギーは、なんと気持ちを前向きにするものでしょう。

フラッと入った会場で思いがけず長居することも。

 

 

8/11(木)~21(日)国立新美術館

 

何を表しているかや技法などわからなくても思わず立ち止まってしまう芸術の力。

 

 

和服に、もののあはれ漂うアート

 

新しいものを見ることは前進する原動力になります。

美術館は一瞬で別世界へ心の旅が出来る不思議な空間であり、

 

 

写真ではありません

 

アーティストの創造の世界に浸る贅沢なひととき。

コロナ禍でおうち時間が多くなったせいか、以前より増して目の覚めるような感動があります。

 

 

色鮮やかなフランス美術

 

 

「学校で出展した作品が学芸書道全国展で硯心会奨励賞をいただきました!…(高校の書道部)最後の年にこのような賞をいただくことが出来て嬉しいです」

と、高2の生徒のCちゃんからラインが届き、喜び勇んで出掛けた東京都美術館。

 

 

8/23(火)~30(火)上野 東京都美術館

 

とても小・中・高生とは思えない、緻密な臨書や迫力のある大作が並ぶ高レベルの学芸書道全国展。

小2から教室に来てくれて、中学からは学校の書道部でも研鑚を重ねたCちゃんの集大成が輝いていました。

 

 

活き活きとした、筆者そのままの線

 

幼い日の可愛いらしい姿が思い出されてしみじみと胸が熱く。

 

 

4年生の頃の七夕短冊制作

 

これからも個性を生かし、広い世界で活躍する人に成長して欲しいなあと願います。

都美では数年ぶりに読売展も鑑賞。

こちらも学びの宝庫でした。

 

 

8/23(火)~29(月)東京都美術館

 

別のブースで開催中の展覧会も堪能し、この夏、思い出に残る豊かな時間に。

 

 

フィン・ユールとデンマークの椅子展 

7/23(土)~10/9(日)

 

ボストン美術館展 7/23(土)~10/2(日)

 

そして9月19日(月・祝)からは同館にて第106回書教展が会期になります。

 

 

出典:(公社)全日本書道教育協会

 

今年は教室から一般クラスのM.Sさんが初出品。

全紙サイズ(横70㎝✕縦136㎝)の漢字作品で見事『紙友堂賞』を受賞されました。

都心に通勤、フルタイムで働きながら子育ても両立され、終業後にコツコツと教室に通われて8年目の快挙です。

お子さんの中学受験も乗り越えて落ち着かれたところでの果敢な挑戦でした。

本当におめでとうございます!

 

 

球体が印象的な東京都美術館

 

私は二尺✕六尺(横60㎝✕縦180㎝)四枚組の近代詩文書で出品しています。

19日(月・祝)終日と、26日(月)最終日は午前中までの展示で受付におります。

ご都合が合いましたら是非ご高覧いただけたら幸いです。

 

 

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