夏休みが明け、日焼けした子供達が書道教室に戻ってきました。
背も伸びて身体も一回り大きくなったように感じます。
家族旅行や、おじいちゃん、おばあちゃんの家に行って楽しかった話、オリンピックを見て感動した話、部活やスポーツクラブの試合の話など積もる話が盛りだくさん。
元気いっぱいのスタートになりました。
気持ちもすっきり集中して良い字も書けました。
二学期は、昇段級試験や年末の書初めなど課題が増えて忙しくなりますが、みんな頑張りましょうね。
また、教室では「お手本通りに書く」という定型にとらわれず、自分の想いを表現する創作書にも積極的に取り組んでいます。
photo by Chibahiroko
この秋は、故郷山口県岩国市の観光大使も務めているアーティストの友人、MIKAKOさんの『第1回 全国折り句コンテスト』にチャレンジ。
岩国と東京に両足を置き、折り句を通じ人の想いを育む活動を全国展開しているMIKAKOさん。
彼女の優しい笑顔と真っ直ぐな心に打たれます。
当教室のアシスタント講師の横山裕園先生も一緒に『折り句』についてお勉強。
横山先生は、デイサービスへの訪問指導や、出張レッスンで生徒さんの人生のみちしるべとして残すための作品制作の指導をされている心温かい女性です。
photo by Chibahiroko
折り句レッスンの日は私達講師二人体制で盛り上がりのあるひとときにしたいと思っています。
墨の他に水彩や顔彩、様々なスタンプやカラー筆ペンなども使って自由に夢のある作品を創りましょう。
よろしければ皆さんもこの機会に是非、気持ちの伝わる「折り句」をしたためてみてはいかがでしょうか。
相手を想いながら一文字一文字を丁寧に白い紙に書き記していくことは、強い緊張感が伴い字にパワーが宿ります。
日常を忘れて気分を落ち着けて書くことで気持ちがほぐされ、贈る人と愉しみを共有するアートにもなります。
手書きでなく、文字のみで表現するSNS部門もあります。
詳しくはMIKAKOさんのHPをどうぞご覧下さい。
ポエムピクチャーアーティスト MIKAKO Official Homepage ~君は無限~
また、今月は『第101回 書教展』が上野の東京美術館で開催されます。
先週は、一般部の審査会のため会場へ。
上野公園では、美術館に向かう道にいつもと違う色鮮やかな花々がお出迎え。
夏に強い植物を使用したハンギングバスケットやコンテナガーデンが、強い日差しにも負けず生き生きと咲き誇り、目を楽しませてくれます。
こちらは9月19日(月・祝)まで展示されているとのこと。
『第101回 書教展』の方は9月18日(日)~9月24日(土)の開催になります。
私は、4尺×4尺の紙に漢字で「我逢人」と書いて出品しております。
さわやかな秋の訪れを告げるシルバーウィーク。
お時間が合えば、都内初の世界文化遺産登録で話題の国立西洋美術館をはじめ、おなじみの上野動物園や、多くの美術館・博物館が集う上野公園へどうぞお出かけ下さい。
昨年の様子はコチラ… 9月30日ブログ 第100回記念書教展
下高井戸にある書道教室