山口県岩国市出身。東京都世田谷区在住。 4歳より書をはじめ、岩国の近代書の基礎を築いた古川奠雪に師事、漢字・近代詩文書(漢字仮名交じり文)を学ぶ。 27歳で上京、「(社)全日本書道教育協会」に入会し、古典に基づく漢字と仮名、実用書やペン字、創作書道を網羅して学ぶ。 32歳の時に半年間米国に滞在、西海岸の自由なアートに刺激を受けながら書作に励む。 1999年、文部科学省公認「(社)全日本書道教育協会」民間書道教授資格を首席で取得。「(財)日本書道教育学会神田書学院」特設科書塾指導者講座修了。 その後、「根本伸也かな研究会」にて仮名書の基本から創作までを学ぶ。 2000年より世田谷区桜上水にて書道教室を主宰、現在は京王線下高井戸及び桜上水で書道教室を開講。 小学校での書写指導、書初め指導、デイケアホームでのボランティア指導等、指導した生徒は老若男女延べ300名を超える。多数の学校、企業、及び個人の方々の毛筆の仕事(年賀状、題字、式次第、演題、賞状、式辞、音楽や花とのコラボレーション等)に携わり経験を重ねる。 毎日書道展、創玄展、日書展等入選入賞多数。
子供のころから字を書くことが好きでした。幼なじみの子と一緒に毎週土曜日の午後通っていた習字教室でも、ひたすら書き続けていました。 小さな手に余るような大きな筆を持ち、夢中で紙面と格闘していたように思います。 その頃書いたもので残っているのはただ一つ、小学校のタイムカプセルの中から見つかった「決意」という半紙の作品。右上に、「金賞」の赤いスタンプが薄く浮かんでいました。 字形は拙いながらも邪念のない凛とした線が光輝いて、強い意志を感じます。 幼心にも、果てしない書の道を目指す覚悟が芽生えていたのかもしれません。
「書は、きれいに書くことだけが目的ではなく心を伝えるもの」
しっかりとした基礎と美意識のもとで生みだされた書には魂がこもり、人の心に響きます。 書の探求の道の途中ですが、初心を忘れず、さらに真摯な気持ちで精進したいと思っております。 また、書道教室や書のお仕事を通じて素晴らしい出逢いもお待ち申し上げております。 今後ともよろしくお願い致します。