2015.01.10
1月10日 新春の風景

 

 

 

「あけましておめでとう!今年もよろしくね。書初めは上手く書けましたか!?」

新年の書道教室に駆け込んでくる子供達に毎年かける言葉です。

 

 

 

 

 

皆さま、2015年をお健やかに迎えられましたでしょうか。

昨年のご厚情に深く感謝致しますと共に、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

私は年末より故郷山口県岩国へ。

今年喜寿を迎える父が陶芸教室で作った干支の置き物と生け花に癒されて、年末の東京の喧騒が嘘のようです。

お正月気分が満ちて、家族の温もりを感じる穏やかな未歳の幕開けになりました。

 

 

 

 

 

 

 

吉田松陰の妹、文が主役となるNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で長州藩が舞台となるため県内のゆかりの地も盛り上がっており、初詣では今年も両親が元気で揃ってお参りが出来ますことありがとうございますと手を合わせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は、2000年に開室した遥水書道教室の15周年がスタート。

開室当初に掲げた「正しく美しく書くことによって思考力・集中力を育てます」という目標を忘れず、楽しみながら力のつく教室を目指してますます精進したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年、世田谷区立中学校29校の各校代表の書初め作品が並ぶ「世田谷区立中学校生徒作品展覧会」に見事展示されたSくんは今年中3になります。

 

 

 

 

 

教室の書初めでは、「翔」という字を力強く書き上げました。 

小学2年の時に入会して書道歴は7年、陸上部の長距離選手で文武両道の努力家の彼は、小さな子供達にも優しい頼れる先輩。

 

 

 

 

 

今年はこんなに素晴らしい達筆の年賀状を送ってくれました(写真上)。

おけいこ中に「学校でも先生や友達に字を褒められて代筆もよく頼まれます。先生のおかげだと思っています。本当に感謝しています。」と言われ、胸が詰まったこともあります。

 

雪だるまの可愛らしい年賀状は、鉛筆で丁寧に下書きをした上にペンで書いてくれた小学3年生のKくん。

一文字一文字を大切に心を込めて書いている姿が目に浮かぶようです。

 

 

 

 

 

また、年賀状デザイン書のご依頼を受け始めて4年目となる『(株)一凛堂』代表の稲垣麻由美様の『羊』の年賀状も届きました。

こちらは近日中にギャラリーの方にUPする予定です。

 

2015年年賀状用の創作書は「羊」2種と「翔」・「未」の合わせて4種を手掛けました。

通り一遍の字でなく、年頭に目にした方が良い年になる予感を感じて頂けるようなパワーのある字を創りたいと、動物の羊や干支や漢字の意味など、時間をかけじっくり下調べをして頭にたたき込んだ上で筆を執りました。

 

 

 

 

 

 

漢字の「羊」という字は羊を正面から見た象形文字で、ツノの特色をよく表しています。

羊肉は古代から大切な栄養食で、「羊」と「食」を組み合わせて「養」という字が出来、羊の姿は優しく堂々としていることから「羊」と「大(りっぱ)」で「美」という字になりました。

また、羊は群れをなして集まる習性があることから家族の安泰や平和の象徴とされています。

干支の「未」の字は枝や葉が茂っている木の形を表す象形文字。

「未来」、「未完」、「未知」など期待の膨らむ意味も持っています。

 

 

 

私も、書の古典を学び続けることでしっかりと栄養を取り入れ、感性を研ぎ澄ませて書の美を追求して行きたいと願いを込めて書きました。

そして、未来を担う子供達や美しい文字に憧れて学ぶ生徒さん達のために、豊かな緑の茂る木の木陰に人が集まって楽しむようなそんな教室を作れたらと思います。 

2015年も皆さまにとりましてつつがなく喜びに満ちた年でありますように、心よりお祈り申し上げます。 

 

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