2017.03.01
3月1日 彩りの書

 

昨日28日、世田谷、下高井戸にある銭湯『月見湯』で開催された『音屋の風呂屋~酉年の冬~』は大盛況のうちに無事終了致しました。

 

photo by Haruyo Ito

 

寒い中ご来場いただいた皆さま、遠くから応援して下さった皆さま、大変ありがとうございました。

2012年の初開催から5年、9回目を迎えるこのライブイベント。

私の携わるイベントには必ず駆けつけてくれる同郷の友人は優しく心強い存在です。

 

 

photo by Akitoshi Kanbara

 

今回は、ステージの背景を絵や書、写真などの映像で表現するという新しい試みがありました。

ゲストの池田綾子さんは、NHK-BSプレミアム「にっぽん縦断こころ旅」(火野正平さんの旅番組)のテーマソング『こころたび』や、昨年のフジテレビ月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の主題歌『明日への手紙』を詞曲された方。

そのご本人の、マイクを通さない透明感のある歌声が広い浴場に放たれるとあまりの素晴らしさに会場が静まり返りました。

優しいピアノ伴奏の音色と共に響き渡った温かな世界に、涙をぬぐう方も。

ライブの様子や舞台裏、当日使用された書は、後日またメイキング写真と共にお届けしたいと思います。

音屋 0fficial Facebook Page

 

さて、書道教室の方は4月1日(土)、2日(日)の『桜まつり書道展』に向けて作品制作の真っ只中。

 

 

 

 

今回の展示作品の一つは、折り句の書画。

子供達は家から好きな画材を持って来て色彩豊かに表現しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教室ではただ字を習うだけではなく、普段の生活に密着したものを楽しい気分で文字表現してほしいと思っています。

この日のために動物のイラスト集を持参した子もいました。

 

 

 

 

書く言葉も一から自分で考えます。なかなか言葉が浮かばない子は膝をつき合わせて相談。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供達には、大切な人にプレゼントするつもりで心を込めて丁寧に書いてねと話しています。

携帯やパソコンのメールが全盛の今だからこそ、手書きの文字が喜ばれますね。

学校で使い慣れた水彩絵の具はお手のもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父が陶芸教室で作ってくれたパレットも大活躍。

 

 

 

 

書道用の金泥は初体験でワクワク。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水彩絵の具にアクリル絵の具、色鉛筆やカラー筆ペン、クレパスなどいろいろあると楽しみが広がります。

意外なことですが、色彩を使って描くことにより墨が本来持つ彩りの豊かさにも気づかされることになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供達はスタンプも大好き。

一つのスタンプから様々な表情の模様を生み出す発想の豊かさ。

小さな工夫が書を豊かに演出してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学生の書道教室OGも就活で忙しい合い間をぬってお手伝いしてくれました。

 

 

 

 

レッスンに密着して素敵な写真を撮ってくれるのは大学4年生の理佐子ちゃん。

今は、弟の小学4年生Yくんが教室で頑張っています。

 

 

 

 

展覧会制作では、みんなで一つの目標を持って取り組むことで連帯感が生まれ子供同士の親睦が深まることもメリットの一つです。

色鉛筆の貸し借りで笑い合う二人。

 

 

 

 

子供たちそれぞれの個性あふれた彩りが仕上がりました。

 

 

 

 

次はいよいよ子供達の自作の言葉の筆入れです。

続きは次回のブログで。

 

撮影協力 Risako Hagimoto

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