2020.05.30
5月30日 今、届けたいメッセージ 

5月30日・・・

と書いて、あ、もう5月が終わるんだと驚いています。

思えば3月21日を最後に電車に乗っていません。

言うまでもありませんが新型コロナウイルス感染防止のため。

その3月21日もマスクに手袋で電車に乗り、つり革や握り棒どこにも触らず揺れに耐えていました。

5月25日に緊急事態宣言も解除されて少し肩の力が抜けたようですが、まだまだ元通りの生活には戻れませんね。

しかし外出規制も少しずつ緩和されてこれからきっと明るい方向へ向かうのでしょう。

見上げると若葉と光が織りなす世界が広がっていました。

 

 

 

 

春爛漫の花盛りはなかったように過ぎて、青葉若葉の季節が巡り梅雨入りの声も聞こえてきそうです。

長い自粛で静まりかえった街。

たまに外に出ると、空の青さや草花の美しさが目に飛び込んできて、鳥のさえずりや風の音まで身体中に染み渡るようです。

これは新しい時代に導いてくれたコロナに感謝すべき点かもしれません。

 

 

アメリカで知り合った20年来の友人より

 

 

そしてこの苦難の二ヶ月間に感じたことは、人と人との温かい繋がり。

会えなくてもパソコンやスマホの画面越しで語り合い、支え合い、安否を気遣うメッセージが続いていきます。

期間中のやりとりの一部をご紹介します。

昨日は高校時代の友人が、医療従事者に敬意を示すブルーインパルスの写真をクラスメイトのグループラインに。

 

 

 

 

フルタイムで働くTさんは自宅でのテレワークも徐々に減り、昨日は中央区の会社から感謝の気持ちで見守ったとのこと。

 

小・中学校時代の同級生Mさんは六本木ヒルズの外資系に勤務、世に先駆けて早々にテレワークになりました。

zoomに悪戦苦闘している私に「背景、変えられるよ!今の私のバックはこれ!」と素敵な写真を。

 

 

 

 

公開中の折り句web展覧会も感激して、是非折り句を書いてみたいとのこと。

平日の昼間に仲間で動画や面白いTwitterを延々と送り合うことも新鮮なことでした。

 

広島で書道教室をされていたお祖父様のあとを継いだ同級生からは風雅な半紙の写真。

 

 

 

 

「おじいちゃんの頃の半紙が何箱もあるから子供のお手本を書くのにせっせと使っとるよー」と元気な言葉。

何十年も眠っていた半紙は変色もせずまるで新品のよう。

家族皆さんで手厚く保管されていたのでしょう。

15歳の頃から唯一無二の親友である彼女と同じ道を歩むとは不思議なものです。

笑ってばかりの学生時代からみんな山あり谷ありで人生を重ね、かけがえのない存在であることに気づかされた機会でもありました。

 

 

浜昼顔に彩られた湘南の海岸

 

 

茅ヶ崎にお住まいのI先生はジョギングの途中で撮影されたという美しい写真を送って下さいました。

書道のこと、教室運営のこと、何でも相談に乗ってもらえて背中を押して下さる先輩です。

 

近所で仲の良い友人Mさんは、在宅のお仕事の合間に毎日1時間のウォーキング。

二駅先の病院のお庭にいる可愛いアヒルの写真や動画を「今日のガーコちゃんたちは・・・」とコメント付きで送ってくれます。

 

 

 

 

私は動物が大好き。

友人のワンちゃんたちの写真も見ているだけで笑顔になります。

 

 

 

 

ワンコのご家族もその愛らしさに包まれて心穏やかに過ごせることでしょう。

 

広島のYさんからは疫病を追い払うという貴重なアマビエの写真。

 

 

水木しげる画

 

Yさんは広島の季節感溢れる風景や手作りのお料理、格言なども折にふれ送って下さる心優しいかたです。

 

故郷岩国の同級生Kさんは「あなたなら有効に使ってもらえると思って!子供達のために。」とコツコツ集めた切手をこんなにたくさん送ってくれました。

 

 

 

 

在宅期間中にお部屋の大掃除をしたそうです。

通信添削にとても助かります。貴重なものを本当にありがとう。

 

書道教室がお休みの間も、通信に添えられた子供達の温かいお手紙にも感動。

 

 

 

 

世田谷区は状況が厳しくまだ教室再開の目処が立ちませんが一日も早くと願うばかりです。

家にいてもこうした色々な人の言葉が琴線に触れて、心は一緒にいられるのだと感じたのは大きなことでした。

そして、緊急事態宣言が解除された25日当日の夜のこと。

 

是非  愛  という文字拝見したいです 

とても鑑賞してみたいという欲求が溢れます・・・

色々な愛ですよね今こそ!

 

という胸に迫るメッセージをいただきました。

 

 

 

 

生きるために必要な様々な「愛」は目に見えるものではないけれど未来を託してくれる大切なもの。

空や海を越えて触れ合えるときは必ず戻ってきます。

気を緩めず頑張って参りましょう!

 

2020年5月3日よりweb折り句展覧会開催中 こちらからどうぞ→折り句web展覧会

 

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