2000年11月2日に世田谷桜上水の一室で開いた遥水書道教室。
最初の日は小学1年生の男の子が二人来てくれて、ひらがなを1文字1文字教えることから始めました。
当時の生徒はみんな近所の可愛い小学生。
今年の11月2日は奇しくも5年生の双子ちゃんの振り替えレッスンがあり、感慨深く見詰めながらひとときを過ごしました。
この日朝一番に生徒さんから美しい手書きのお手紙と共に心のこもった贈り物が届き、涙。
20代のお嬢さんとお母様で通われているTさん
2012年にHPを公開してからお問い合わせはHPをご覧いただいてがほとんどに。
入会されてから、ご兄弟やお子さん、お孫さん、ご夫婦など家族も一緒にお願いしますということもグンと増えました。
仲良く並んで学ぶ姉のSちゃん(小6)と弟Rくん(小4)
サイトの開設や運営もたくさんの方にご尽力をいただき今も変わらず支えていただいています。
この秋は8名の新しい生徒さんをお迎えすることが出来ました。
コロナ禍で物事を起こす機会が激減した今年。
子供達にとっては緊張の初めての習字であったり、大人の方にとっても色々なことを考えて門戸をたたかれたことでしょう。
奇跡的なタイミングの出逢いを末永く大切に育んでいきたいと思います。
書は一朝一夕に身につくものではありません。
1枚の紙に1字や2字でも心を込めて習い、力をつけて、書くことが好きになって将来のいろんな可能性に広げて欲しい。
コツコツと地道に続けることで「達筆」というかけがえのない宝物が舞い降ります。
どなたでもいつからでも始められて尽きることなく楽しめる書道。
こうして活動を発信する場が出来たことで新たな出逢いだけでなく旧友との再会があり交流の復活があり嬉しいばかり。
この機会にHPのプロフィールも一新しました。
お世話になっている稲垣麻由美さんより、藤巻理絵さんの素敵な着物ドレスを賜り心より感謝です。
故郷岩国で4才の時に書道の師である古川奠雪先生に出逢い、20年余り熱意溢れるご指導をいただきました。
先生との出逢いが私の人生を決めたと言っても過言ではないでしょう。
岩国市立麻里布小学校6年生の時の作品
亡き恩師を偲び、こうした節目に先生の作品集を開いてみます。
出典:´89喜寿・古希記念代表作家作品集 修美社
明治、大正、昭和、平成と書に命をかけて私達を導いて下さった古川先生。
何年経っても作品の斬新な息遣いに圧倒されます。
20年後、30年後にこんな素晴らしい作品が書けるようになりたいな。
そのエネルギーの源は先生との出逢いがあったからこそ。
先生の教えを令和の子供達にもしっかり伝えていきたいと思います。
古川先生、今年はコロナで大変な1年でした。
私は東京で師や仲間に恵まれて先生と同じ道を歩んでいます。
これからも空の上から見守っていて下さい。
いのちの歌/竹内まりや
さて、今週11月13日(金)より、チラシデザインを担当させていただいた『座☆吉祥天女』さんの第十六回公演が深川江戸資料館で開演になります。
このような時ですが、感染対策に最大限努力して準備を進めておられるとのこと。
私も14日(土)に観劇の予定です。ご都合の合う方は是非ご一緒しましょう。
最後に、書を通じて支えて下さっている皆さまに改めて感謝の気持ちをお伝えします。
これから始まる20周年year、更に頑張っていきますので引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
早速明日は新しいちびっ子クラスのスタート、楽しみです。
下高井戸にある書道教室