2018.11.10
11月10日 実りの秋

人生100年時代と言われますが、これまで歩んできた道のりの色々な場面で築いた関係が再び繋がり、新たな財産になることがあります。

そんな様々なご縁が、刺激的な実りの秋をもたらしてくれました。

今日は、最近のエピソードを写真と共に、書き記しておきたいと思います。

どうぞお付き合いくださいませ。

 

高校の同級生のニューヨーク時代の友人である元フジテレビアナウンサー、山村美智さん主催のオペラ鑑賞。

 

 

(『蝶々夫人とスズキ』 at ASADOR EL CIELO ROPPONGI TOKYO)

女優としてご活躍の山村美智さんの白熱の演技、「ベルサイユのばら」で一世を風靡した劇画家の池田理代子さんの荘厳なオペラ。

池田さんは45歳の時、残りの人生を考えて2年間の猛勉強の末、名門の東京音大に入学。

ご卒業後はオペラ歌手としても活動されて今年70歳を迎えられたそうです。

その人生を賭けた魂の歌声に魅了された六本木の夜でした。

そして、岩国で幼い頃からお世話になっているTさんの影響を受けて『醍醐寺展』に足を運びました。

(『京都・醍醐寺 真言密教の宇宙』 六本木・東京ミッドタウン・サントリー美術館)

国宝や重要文化財の美しい仏像だけでなく、平安時代から江戸時代までの仏画や仏具、書状など醍醐寺にかかわる貴重な史料が満載。

桃山時代に豊臣秀吉が行った有名な「醍醐の花見」の武将たちの直筆の和歌の短冊の前では、しばらくの間見入ってしまいました。

次は表参道。

お正月には日本一の参拝者がお参りするという明治神宮は、東京の真ん中にある鎮守の杜。

表参道のケヤキ並木は、賑やかな若者の街、原宿へつながっています。

その、時代の最先端を行く素敵なスペースで行われた講座に、書友のK先生のお誘いを受けて参加させていただきました。

(Modern Calligraphy for the Interior『Carre MOJI』)

『Carre MOJI』(キャレモジ)は、フランス語のCarre(心地の良い中庭)が語源で、「文字のある心地よい良い空間」を意味するそうです。

短い時間でしたが、現代の空間に合う書と、小原流の華道を実践。

お花や書で、空間を美しくデザインすることを学びました。

K先生、ありがとうございました。

次は、昨年開業して大きな注目を浴びた銀座Sixの中にある蔦屋書店。

世界で活躍する書道家、紫舟さんの作品集刊行記念トークイベントに参加しました。

会場では優美な席上揮毫も披露。

息をのんで見守りました。

愛用されている特注の筆も、会場の参加者に回して見せて下さいました。

世界へ向けた日本の文化の発信に、日々猛進するお話には圧倒されるばかり。

『苦難に負けず 前を向いていれば 好機は 必ず見いだせる』 紫舟

そして、最後は世田谷の地元でも多くの学びを得ました。

まずは、外国人留学生の振袖着付け体験のイベントを通じて志を同じくした仲間たちの温かな集いです。

明大前のメンバーの邸宅で行われた『着付けのコツと裏技勉強会』。

何よりも笑顔の素敵なお二人。

エッセイスト・イラストレーターの森優子さん(写真左)の愉快な進行と、着物のスペシャリスト、小嶋先生による非常に高レベルな着付け指導を楽しく見学させていただきました。

書道教室の生徒たちも輝きを放っています。

久し振りに成城の駅に降り立つと、駅ビルが新しくなり様子がすっかり変わっていました。

普段、教室ではおしとやかで黙々と書き続けるタイプの中学2年生のTちゃん。

演劇部では部長になり、世田谷区立中学校の演劇発表会『銀河鉄道の夜』の舞台では主役のジョバンニを演じました。

大人の小劇場の舞台さながらの演出と、笑い、泣き、哀しみ、絶叫する迫真の姿に胸が熱くなりました。

絶好のお祭り日和だった秋の一日は、5年生のRちゃんのチアを見学。

お母様と共に、Rちゃんの素晴らしい成長に大きな拍手を送りました。

さて、そして昨日9日(金)から、お手伝いさせていただいている吉祥天女さんの舞台が開幕しました。

今日、明日と些少ですがお席が取れるようです。

皆さん、お時間が合いましたら是非、しっとりとした秋の風情に浸ることの出来る深川江戸資料館へお運び下さい。

 

 

 

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