今日は父の日ですね。
日本中で盛大に祝われる母の日と比べ忘れがちといわれる父の日。
母の日の定番のプレゼントはカーネーションですが父の日は???
教室ではいつも家族のために頑張ってくれているお父さんに、心を込めて父の日ギフトを創りました。
滲みやカスレの出る書道用手漉き画仙紙を使用
まだ毛筆を始めていない2年生も筆で練習、とめ、はね、はらいがしっかり書けました。
鉛筆のみでは理解しにくい終筆の収め方も毛筆を体験することでわかりやすくなります。
お父さんに喜んでもらえたかな
子どもが純真無垢で書いた字は大人では表現出来ない魅力がいっぱい。
父の日当日書き立てホヤホヤの書
普段の稽古と違い「今日はいいものを書くんだ」と直感的にわかるので身の入り方も変わります。
そして多字数を中途半端に練習するより一文字を集中して学ぶ方が効果が大きいもの。
姿勢を正し筆の軸を立て穂先に集中
いつも湯水のように使える半紙とは質もサイズも違う紙が置かれ、失敗が出来ないという緊張感。
より注意深くお手本を観察し、書き始めたら消したり訂正したり出来ない道の上で格闘することになります。
「上手く書けなかった」と嘆いていたHちゃん(小6)、見事ですよ
こうして、真剣勝負で書くこと、しかも短期間では身につかないものあることが書道の良さ。
集中して物事をやり遂げる力に繋がるのではないでしょうか。
素直な心が紙いっぱいに表現されています
高校2年生のTちゃんは学校でも2年連続して書道を選択し、楷書や行書の他に草書や隷書、仮名などレッスンでも学びの幅を広げています。
今回は筆も羊毛の長鋒に持ち替え、前衛的な書風に挑戦しました。
小学3年生から通っています
Tちゃんのお父さんは服飾の著述家で、お迎えの時の服装もハッとするほどお洒落なかた。
左よりTちゃん、お父様、私(折り句コンテスト表彰式にて)
そんなお父様の自由な世界観をギュッと詰め込んだようなアートが生まれました。
父と娘の心が呼応する、夢が感じられる書
「中学で書道同好会に入りました!」と嬉しい報告をしてくれたMちゃん(中1)。
学校で書いているものを見せてくれました
「学校ではこーんなに薄い半紙なんだよ!」と弾ける笑顔。
運動部と両立とのこと
中学校になると部活や定期テストなど小学校とは比べものにならないほど忙しくなると思いますが頑張って欲しいなあと思います。
Mちゃんの「父」も腕を大きく動かして粘り強く練習。
大人のクラスの時間に食い込んで、大人の生徒さんも感嘆の声を上げるほどの躍動感のある作品になりました。
本人の希望で金色に縁取られた立派な色紙に加工。
仕立ては『山口文林堂』さんに依頼
大切に想う人を大切にすることが出来ること、表現出来ることは本当に恵まれていることですね。
今、コロナの時代だとなおのこと。
みんなの素敵な『父』の書でみんなのお父さんや家族が笑顔になったら最高です。
…生徒の保護者の皆様、
子ども達には話しましたが、「父」の書は色紙にすることが出来ます(有料)。色紙に仕立てたい方は書いたものを教室にお持ち下さい。
下高井戸にある書道教室