2022.07.20
7月20日 あいのうた

3連休の初日、16日(土)に広島市西区民文化センターで開催された山本岬涯先生の個展へ。

 

 

優しい字の看板がお出迎え

 

会場に一歩足を踏み入れると『あいのうた』という名の通り、目も眩むほどの無限の愛の世界が広がっていました。

 

 

左…ぽわぞん 右…人を愛すること以上に芸術的な物はない

 

まずは先生からスマートにサッと手渡されたポストカードにジーン。

(来場者へのお土産です。)

 

 

あなたは愛される為に生まれた人

 

最初に目に飛び込んできた作品は、伝統的な書に培われた現代的な美が躍動するマルチンルーサーキング牧師の言葉。

潤筆から渇筆の変化や濃墨と淡墨の重なり、線のうねり、厳しい曲直、多字数で攻める空間とゆったりした余白の調和などいつまで見ていても飽きることがありません。

 

 

 

 

館内には音楽に精通した先生がセレクトされた質の良いBGMが流れています。

 

 

あい ひと

 

書というジャンルを超え、水彩、油彩、デザイン、デッサン、あらゆる技法と用材を使った愛の表現。

 

 

柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君

 

字形がユニークだったり色彩がポップだったり、国や性別、年齢も何もかも超越した特別な空気感。

 

 

微笑みは心の花です

 

これでもかというほど次々に現われる直球のメッセージに魂が癒やされてなんとも幸せな気持ちになりました。

また、嘘偽りのない心からの声を、一点一画に込めて表現することの難しさも伝わりました。

 

 

 

 

しかしこの豊かな愛に満ちた世界はやはり先生自身が心底楽しんで紡ぎ出しておられるのだと、その偉大さに感じ入るばかり。

 

 

 

 

会期中毎日通って眺めていたいと思えるほどの半端でない感動でした。

岬涯先生、素晴らしい展覧会に多くのことを学ばせていただきました。

本当にありがとうございました。

先生とご縁を繋いでくれた友人にも感謝。

次の機会を楽しみにしています。

 

さて、本日20日は明日スタートのMIKAKO個展『はぐくむ』の作品搬入と飾り付けでした。

 

 

京王プラザホテルロビーギャラリーにて

 

岬涯先生の足元にも及びませんが、今の私の精一杯を皆さんに見ていただけたら嬉しいです。

 

 

140㎝✕140㎝のパネルを慎重に

 

近代詩文書作品は島崎藤村の初戀。

こちらもあいのうたですね。

 

 

ライトを当てて皆さまのもとへ

 

ホテル本館3階アートロビーの壁面に展示されています。

 

 

3階フロア案内図(出典:京王プラザホテルHP)

 

もう一点の折り句作品は、ロビーギャラリー内、上階の奥になります。

こうした素敵な場所に展示の機会を下さったMIKAKOさんにも心から感謝です。

 

 

 

 

私は23日(土)、24日(日)の10時~17時、28日(木)10時~12時に在廊しております。

ご都合の合うかた、会場でお目にかれますこと心より楽しみにしています。

 

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