2018.11.20
11月20日 受け継がれる日本の心

出張レッスンのため六本木へ。

 

 

 

毎月仕事で訪れる場所ですが、クリスマスが近づいて街は華やぎ、いつもの通路も年末モードに様変わり。

 

 

 

 

日が暮れるとキラキラに輝き、何ともハッピーな雰囲気です。

ビルのエントランスも、大きな吹き抜けの空間に見事なクリスマスツリー。

 

 

 

 

普段は無機質なエレベーターホールですが、ツリーが設置されるとクリスマスシーズンを実感し気分が高揚します。

様々な表情のオーナメントを見ているだけで心癒やされ、慌ただしい年の暮れを皆でねぎらい楽しみましょうという和みの場になったような気がしました。

大勢の方々が集まり、設営されているところも通りかかりました。

 

 

 

 

街を彩るイルミネーションや、巨大なツリーも、寒い中大変な思いをして飾り付けをして下さる方々の尽力があってこそ。

美しい装飾の向こうに、私たちの幸せのために目に見えないところで働いて下さっている多くの方々を想いました。

 

 

 

 

東京は新旧が混在する不思議なところで、こんな近代的な都心へ向かう電車の乗換駅には江戸時代に戻ったような空間が突如出現したりします。

市ヶ谷駅の南北線地下通路にある『江戸歴史散歩コーナー』。

時間がある時は、足を止めてしまう魅惑の場所です。

 

 

 

 

壁面には江戸城の石垣を本格的に再現したもの、床には安政6年の江戸大絵図。

興味深い絵図を手に取ってみることはあっても、上に立ってみる体験はなかなか出来ませんね。

 

 

 

 

武家の江戸藩邸の多くは現在でも様々な施設に使用されているとのこと。

ちなみに、我らが長州藩毛利家上屋敷は、現在は六本木ヒルズ毛利家庭園だそうです。

その他にも、石材の運搬の様子を描いた絵や屏風、当時の資料などが展示されていて、現代の東京の、文化を尊ぶ姿勢が感じられて豊かな気持ちになります。

南北線の構内になりますので、皆さんも近くに行かれた際に立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。

 

そして、こちらも江戸時代にタイムトリップ。

書で携わらせていただいた、『座☆吉祥天女』さんの舞台がお客様の心に熱い感動を残して終演しました。

 

 

 

 

山本周五郎の描く江戸時代の女性は、ひたむきで明るく強く優しく生命力にあふれた太陽のような存在。

主演の井口貴子さんがそんな「あだこ」を見事に体現され、ラストシーンでは涙なみだ、生涯忘れられない舞台になりました。

ありがたいことに楽屋にもお誘いいただき、ここでも表舞台を支えるたくさんのスタッフの人々の働きを目にしました。

 

 

 

 

来年の公演も同じ深川江戸資料館で、2019年11月1日~3日に決まったそうです。

今からとても楽しみです。

 

最後にお知らせを一つ。

書道教室の子供達が一生懸命に取り組んだ『第3回全国折り句コンテスト』の作品展示会が、いよいよ今週11月22日(木)より、東京スカイツリー・ソラマチ9階 郵政博物館にて開催されます。(入賞者の作品のみの展示)

今年のテーマは、『ありがとう』、『ふるさと』そして『へいせい』。

折り句は平安時代から脈々と伝わる日本伝統の言葉遊び。

『へいせい』の折り句には、もうすぐ終わってしまう万感の思いが多く綴られていました。

老若男女の何気ない日常を描いた様々な人生の機微は、皆さんの心に深く響くことでしょう。

年末お忙しいことと存じますが、お時間が合いましたら温かな折り句の世界に触れてみませんか?

 

≪第3回 全国折り句コンテスト作品展≫

【日 時】 2018年11月22日(木)~11月25日(日) 10時~17時30分(最終入館17時)

【場 所】 東京スカイツリー・ソラマチ9階 郵政博物館

【入場料】 大人300円 小・中・高校生150円 (障碍者手帳のある方と介助者は無料)

その他詳細は郵政博物館HPをご参照下さい。

一般社団法人 日本折り句協会

ポエムピクチャーアーティスト MIKAKO Official Homepage ~君は無限~

 

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