手書きの文字って温かみを感じませんか?
朝晩冷え込むようになり雪の便りも聞かれる今日この頃ですが、本日は手書きの書で熱い心の伝わるお知らせを二つご紹介。
まず、劇団名の筆文字ロゴを担当させていただいた『座☆吉祥天女』さんの公演が明日初日を迎えます。
座長の井口貴子さんとは数年来仲良くさせていただいており、年に一度の舞台にかける彼女の情熱にはいつも感銘を受けています。
女優として舞台に立たれた姿は、普段の飾り気のない語り口や気さくなお人柄からは想像出来ないほど美しく妖艶。
着物での所作も、一瞬一瞬が絵になり何ともいえず情緒があって目を奪われます。
今回は舞台化が念願だったという名作『遊女夕霧』で大正期の吉原の遊女を演じられるとのこと。
貴子さんならではの『夕霧』で客席を沸かせ、そして泣かせてくれることと思います。
もう一本の『にごりえ』に出演される高橋典子さんも存在感のある実力派。
私は12日(土)の夜に観劇の予定です。
みなさん、お時間ありましたら是非お運び下さい。
【座☆吉祥天女 第12回公演 『にごりえ』『遊女夕霧』】
劇場:深川江戸資料館 江東区白河1-3-28(清澄白河駅徒歩3分) ℡03-3630-8625
前売り ¥4,300 当日 ¥4,700 全席自由 開場は開演の30分前
チケットお申込み・お問い合わせ 劇団 ℡080-3251-5543
11月11日(金) 19:00~
11月12日(土) 14:00~ 18:30~
11月13日(日) 14:00~
11月15日(火) 11:30~ ※14日(月)休館日
そしてもう一つのお知らせは、この秋書道教室の生徒さん達が一生懸命に取り組んだ折り句コンテスト。
いよいよ19日(土)から作品展が始まります。
コンテストのサブタイトルは『~あなたの愛が日本を温かくする~』。
私の故郷、山口県岩国市の観光大使も務めるアーティストMIKAKOさんが、こちらも並々ならぬ情熱を注いで実現した全国コンテストです。
『ありがとう』・『ふるさと』・『ゆめ』。
この三つをテーマに想いを込めて折り句を創り、お手本なしで自由にいろんな画材を使って表現しました。
「書道」というと、お手本通りに書かなくてはいけないとう堅苦しいイメージで見られがちですが、自分の気持ちを表現したり人に贈ったりと型にとらわれない試みに挑戦することが成長の糧になります。
小学2年生でまだ毛筆を始めていないMちゃん。
端正な「まい」の字にきれいな心が表れます。
同じく2年生のKくんは、自分の名前をモチーフに早々に家で完成させて持ってきてくれました。
かあさん ぼくをうんでくれてありがとう
とうさんぼくをしかってくれてありがとう ぼくはつよくなりそうだよ
じゅうぶんなあいを
かんじてます
アシスタント講師の横山裕園先生も大活躍、大学4年生のRちゃんや高校1年生のHちゃんも忙しい学校の合い間に駆け付けて協力してくれました。
いつも賑やかなSちゃんも打って変わって真剣に、空を飛ぶ鳥になる夢を丁寧な筆運びで表現。
「色んな画材を使って思いっきり描きたい」と、3年生のRちゃんは服が汚れてもいいようにエプロンを持参。
以前住んでいた『ちゅうおうく』をまくら言葉に、仲良しだったお友達との思い出を綴りました。
おでこに汗を浮かべながらお父さんへの感謝の想いを描くRくん。
親子で仲良く通われているSさん母娘も普段の和やかな雰囲気から一変、緊張感漂う姿勢に。
それぞれ作品に集中してお二人とも素晴らしい作品を仕上げられました。
こうして生徒さんの感性伝わるアートが42点生まれ、コンテストに出品。
会場に展示されるのは入賞作品のみとなりますが、無心に打ち込んだこの経験はかけがえのないものになったことでしょう。
生徒さん達の力作は、誌上展覧会としてこれからブログ上でご紹介していきたいと思います。お楽しみに。
コンテスト作品展の方はみなさんご都合が合いましたら是非に、直筆の温かい折り句の世界に触れて見て下さい。
私は11月20日(日)と21日(月)の両日、会場でお手伝いをしています。
【第1回 全国折り句コンテスト ~あなたの愛が日本を温かくする~】
2016年(平成28)年11月19日(土)~ 11月23日(祝)
午前10時00分~午後5時30分
※9階に上がれるのは、午前10時から。入館は午後5時まで。
会場 郵政博物館
〒131-8139 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ9F
TEL:03-6240-4311
入場料 大人300円、小・中・高校生150円
※障がい者手帳をお持ちの方と介助者の方は無料。
ポエムピクチャーアーティスト MIKAKO Official Homepage ~君は無限~
書道教室のある下高井戸商店街事務所(しもたかステーション)にもチラシを貼っていただきました。
教室運営に惜しみなく力を貸して下さる、しもたかステーションスタッフの荻野さん。
こちらまで嬉しくなるような優しい笑顔。
こうした方々に支えられていることに大変感謝しています。
2000年11月2日に開いた書道教室もおかげさまで17年目を迎え、笑顔の素敵な生徒のみなさんがますます楽しく書道が出来ますように、これからも努力を怠ることなく精進したいと思っています。
撮影協力 Risako Hagimoto
下高井戸にある書道教室