2026.04.30
4月30日 宇野千代展 恋と創作の若き日々

いよいよGWが始まりましたね。

 

ツツジが満開です@桜上水 勝利八幡神社

 

皆さま、お出かけやご旅行、久しぶりにゆっくりおうち時間など、ご予定を立てていらっしゃるのではないでしょうか。

一方で、新生活の疲れや寒暖差で体調を崩されている方も多いようです。

お疲れが出やすい時期なので、くれぐれも気をつけて連休を楽しまれてください。

私はGW前半戦の滑り出し、世田谷文学館で開催中の『没後30年 宇野千代展 恋と創作の若き日々』へ。

世田谷にもゆかりのある、同郷の偉人です。

今年秋からのNHK朝ドラの主人公になるということで、千代人気も再燃しているようです。

 

 

最寄り駅は京王線芦花公園駅

 

芦花公園駅で降りて南へ5分ほど歩くと千代が愛した岩国、錦帯橋周辺を彷彿とさせる景色に。

 

 

大正ロマン調で粋なデザインの看板

 

お国はどちらですかと訊かれると

『岩国です、あの錦帯橋の』と答えるのが私の癖である

いつ帰って見ても錦川の水は澄んでいる

…中略…

この錦帯橋をわたる度に、私は何とも言えない幸福な気持ちになる

いくら自慢しても自慢しきれないほどの気持ちになるのである

宇野千代

 

 

吉香公園のような門も残っています

 

岩国城のお堀のように錦鯉がたくさん泳ぐ池も。

 

 

どの鯉も彩り豊かで立派な体格

 

千代が訪れていたら、懐かしがられたのではないでしょうか。

そんな緑豊かな空間から見えてくる現代的なガラス張りの建物が世田谷文学館です。

 

 

世田谷文学館

 

和洋が美しく溶け合う素敵な場所。

 

 

 

 

展覧会場のエントランスもまるで格子戸のような作りで雰囲気を盛り上げていました。

 

 

 

 

展覧会は冒頭、

宇野千代の原風景-

周防ノ国岩国 1897年11月28日、山口県玖珂郡横山村に、父宇野俊次、母トモの長女として生まれました。宇野家は代々酒醸造を営む旧家でした。…

という味わい深い説明からスタート。

・明治30年に誕生してから10代までの「文学少女誕生」

・20代~30代「小説家・宇野千代の芽吹き」

・40代~50代「スタイル」創刊

と時代を分けて、文学作品だけでなくファッションや暮らし、4度の結婚や生き方にいたるまでたくさんの資料で埋め尽くされ改めて深く感銘を受けました。

しかし、場内の撮影は入り口にある等身大のパネルまで。

 

 

若き日の千代さんとツーショット撮影出来ます

 

丸っこい文字の並ぶ「おはん」の自筆原稿、書簡、ハガキの数々、お洒落なアクセサリーや髪飾り、美しい着物、下駄、バック、愛用のお化粧品や舶来のコーヒーカップセットなど見入ってしまうものばかり。

写真が撮れず残念でした。

日本で初めてのファッション誌として創刊から大人気を博したという雑誌「スタイル」は今見ても興味深い記事の数々。

日本の「モード」を切り開く存在だったとのこと、納得です。

スタイリッシュな表紙95冊分が、壁に一斉展示されているさまは壮観でした。

女性が前に出るのが難しいこの時代、人生を肯定して自ら明るく楽天的に開拓していった岩国の力強い先輩、宇野千代先生。

大きな力をいただきました。

こちら、前期コレクション展は9月6日まで。

後期展は「物語はなお続く-大作『おはん』執筆へ」ということで、9月26日よりスタートだそうです。

お近くの方、是非この千代の生きた空気感がそのまま残っている展覧会へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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