今日から3月。
暦が3月に変わると突然春が訪れたような気持ちになりますね。
3回目のワクチン接種も昨日無事に終えました。
さて、先月2日に第3回web折り句展覧会(制作: 有限会社まるみ)を公開してそれにまつわるお話を綴っています。
「折り句」との縁のはじまりは、折り句作家MIKAKOさんとの出逢いでした。
(作品釈文)愛と愛が出逢うトキ とけ合うことおそれず からまり合い 分かち合い 放ち合おう その愛が広がって 新しい愛が生まれる
父の大親友のお嬢さんで、故郷山口県岩国市を代表するアーティストとして華々しいご活躍は存じていました。
近くの世田谷美術館で個展を開かれると知り足を運んだのは2016年1月のこと。
初めてお目にかかった時の澄んだ瞳は忘れられません。
お人柄にもアートにも深い感銘を受けました。
当時は世田谷にお住まいで、密に交流し多くの学びをいただきながら現在に至ります。
初めての折り句 遥水書
この年の10月27日に父が誤嚥性肺炎で急逝。
発足したばかりの『第1回全国折り句コンテスト』の展示会が東京スカイツリー郵政博物館にて盛大にスタートしたのは11月19日でした。
生徒みんなで取り組み、受賞した子も
MIKAKOさん、そして折り句とのかけがえのない出逢いは、父が最期の最期に手渡してくれた珠玉のバトンだったと感じています。
ありがたいことに、子ども達が精一杯書いた作品を全て展示してもらえる場もいただきました。
「生徒さんの作品をむつみ会館の桜まつりで展示しませんか?」とお声かけを下さったのは桜上水5丁目自治会長の松下さん(当時)。
大人も子どもも楽しめる賑やかなおまつりで、展示も回を重ねるごとに充実。
桜まつり展示の様子 2019年
そこにコロナ禍が影を落とします。
2020年の春は学校の一斉休校、施設も全て閉鎖になり自動的に教室もお休み(通信添削で対応実施)。
緊急事態宣言によって世の中が静まりかえりました。
通信添削作品に添えられた小学生のお手紙
桜まつりももちろん中止。
これ以降3年連続中止
子ども達の魂の輝きがこのままお蔵入りになってしまうのは何としても避けたい。
模索を重ね、たくさんのかたのお力を借りて誕生したのがオンラインで繋がる展覧会でした。
今年はプロモーションのために「とらどし」で折り句を作りました。
こちらを折り句仲間のお父様oisoaobatoさんの素晴らしい写真とコラボレーション。
友人のお嬢さん、凛花さんが十代の伸びやかな感性で美しく加工して下さいました。
展覧会サイトのQRコードシールも作成。
名刺サイズの手作りカードを一人コツコツ制作しています。
小さな書道教室の小さな冒険。
子ども達も作品も、見て下さった方の心も光明に照らされますように。
遠方からの応援にも大きな力をいただいています。
先日は故郷の敬愛する先輩、tatu_no_koさんが折り句をブログ記事にして下さり感動。
次回は、展覧会サイトにご協力いただいた方々をご紹介しこのシリーズ最終回にしたいと思います。
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下高井戸にある書道教室