2022.01.30
1月30日 新春の書展散歩

オミクロン株の急拡大で落ち着かない毎日ですね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

自由に動くことが難しくなっていく中、ありがたいことに今月は見応えのある書道展をたくさん鑑賞させていただきました。

まずはお正月、故郷岩国の白山比咩(しらやまひめ)神社本殿で開催された岩見屋錦舟先生の社中展。

 

 

錦帯橋のたもとにある神社

 

岩国を代表する書家の岩見屋先生。

私も学生の頃から長くお世話になっています。

 

 

 

 

年末に「この暮れ正月は帰省されますか?」と温かなメールをいただき2年ぶりにお目にかかることも出来ました。

 

 

先生揮毫の御朱印

 

エネルギーに満ちた作品にはいつも目が釘付け。

 

 

「永壽(寿)」 岩見屋錦舟書

 

2022年壬寅の年が先生の鮮烈な書と共に明けて清々しいスタートに。

1月5日は書友の鳳香先生から嬉しいお誘いをいただき、銀座で待ち合わせ。

 

 

鳩居堂のショーウインドウはお正月

 

鳩居堂画廊4階で開催された『大多和玉祥書展』と3階の『第5回博光会 書の新春展』へ。

両フロアで、躍動する書を堪能させていただきました。

 

 

新春にふさわしい素敵な書の世界

 

会場にはダンディな大和田先生もいらっしゃり、来場者に丁寧に解説されていました。

 

 

大多和先生初個展、大勢のお客様

 

石飛博光先生の新しいものを追求される姿にはいつも感銘を受けます。

 

 

明るい気持ちになる書

 

どちらの会場も一つ一つの作品が生命力に満ちて大きなパワーをいただきました。

 

 

石飛先生及び門下生より選抜した作家による書展

 

そしてその足で向かったのは日本橋高島屋で行われていた「第66回 現代書道二十人展」。

 

 

場内は写真撮影NGでした

 

こちらは1957年の創設以来、日本の書壇を代表する20名の書家がお一人数点ずつ展示するまさに日本最高峰の展覧会。

 

私が所属する全日本書道教育協会の名誉会長、高木厚人先生も2012年より選出されています。

人気の高い厚人先生の源氏物語をテーマにした作品4点の前にはたくさんの人だかりが出来ていました。

 

そして冬晴れの昨日土曜日は大好きな湘南新宿ラインにゆられて茅ヶ崎へ。

師の根本伸也先生の研究会でご一緒し、長くお世話になっている井上雅月先生の雅月書道教室展を鑑賞させていただきました。

 

 

湘南の陽だまりのように美しい茅ヶ崎市民ギャラリー

 

ご主人様や息子さんご夫婦、可愛いお孫さんや愛弟子の皆さんが勢揃い。

先生の温和なお人柄のもとに集う皆さん手作りの展覧会はいつも心和む思いで一杯になります。

 

 

井上先生の格調高い仮名と漢字作品

 

私も2点出展させていただきました。

 

 

「初戀(恋)」島崎藤村の詩より(四尺✕四尺)

 

小作品の部では井上先生への感謝の気持ちを折り句にして表現。

 

 

折り句「いのうえがげつ」(20㎝✕29㎝)

 

 【い】ごこちがよく 幸せ一杯の家庭を築き

 【の】びのびと安心して学べる書道教室を

 【う】みだして後進の育成に力を注ぎ

 【え】んが繋がる人々皆を

え【が】おで明るく包み込み

か【げ】で支えて応援してくれる

 【つ】きのように優しくあたたかい井上先生

いつまでも喜び咲かせてお健やかに

 

さあ、そして我々遥水書道教室の子ども達による『web折り句展覧会』も公開まであと少し。

たくさんの方にご覧いただきたいと願いを込めて折り句を作りました。

 

 

 

 

こちらはoisoaobatoさんと高校生の凛花さんにお力を貸していただき彩り鮮やかなミニ動画に生まれ変わります。

web展の閲覧はHPのトップページから折り句展専用のサイトにアクセスしていただく形となります。

このブログにも追記します。

2022年2月2日(水)PM2時公開、是非お立ち寄り下さいませ。

 

2022年2月2日追記…第3回web折り句展覧会

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