2021.06.10
6月10日 第39回 日本詩文書作家協会展

都心が今年初の真夏日になった8日。

 

 

 

久しぶりに銀座へ。

銀座へ出るのは1年半ぶりか2年ぶりになるでしょうか?

 

 

東京メトロ丸ノ内線新宿駅

 

コロナ自粛生活のもと、いつ以来かも忘れていました。

 

 

 

 

3年前から購読している「書道日本」(近代詩文書中心の月刊誌)に紹介されていた書道展の見学です。

「書道日本」は近代詩文書という新しい書の分野の創始者、金子鷗亭先生の筆跡が毎月の表紙になっているなんとも贅沢な競書誌。

 

 

石飛博光先生監修 書道日本社発行

 

新しい分野とはいえ、金子先生が初めて提唱されたのが1933年(昭和8年)ですからもう88年も経っていますね。

私は故郷山口の師、古川奠雪先生のもとで10代後半から20代前半にかけてこの近代詩文書ばかり書いていました。

この本を紹介して下さったのはいつもお世話になっている三鷹の『山口文林堂』さん。

数多の中から「前田さんは(この本が)楽しいと思いますよ。」とさすがのお見立て。

早速注文して毎月届くのを心待ちにして鑑賞しています。

先日、文林堂さんに行くと「今、中国の本の在庫整理してるんですけど見てみませんか?たくさんありますがお車ですか?」とまたまたありがたいお声かけ。

稀少なお宝の数々をほんの僅かな価格で譲って下さいました。

 

 

 

 

歴史の香る美しい和綴じの本も。

 

 

上下の角は傷まないよう布地で縁取り

 

ずっしりと重い包みを駐車場まで運ぶことまでしていただき本当に感謝です。

今年の夏もステイホームなのでゆっくり勉強したいと思います。

さてお話は戻り、銀座では「日本詩文書作家協会書展」へ。

 

 

場内写真撮影可

 

暑い屋外から涼しいビルの中に足を踏み入れると中村雲龍先生の飄々としたホッと和むような書が出迎えてくれました。

 

 

好きなもの お酒 墨磨り 花 美人 チャランポランできる倖せ

 

この展覧会は会派を越えて色々な書家の先生方が独自の感性で表現して発表されているとのこと。

 

 

 

 

安定の美しさ、紙面の白がひときわ輝く石飛博光先生の作品。

 

 

みづうみの白夜をわたる風煤花(ストックホルムにて)

 

コロナ禍でますます心に深く沁み入る佐伯司朗先生の作品。

 

 

米津玄師「迷える羊」より

 

DVDで先生方の揮毫される様子や、濃墨や淡墨に分けて細かく表現方法を解説して下さっている映像が流れていてとても勉強になりました。

 

 

 

 

ありとあらゆる表現を駆使した作品で埋め尽くされた会場。

 

 

秋永春霞書

 

書き手のエネルギーがグングン伝わり一日中見ていたいほどでした。

 

 

熊谷宗苑書

 

漢字や仮名の古典を根底に蓄え、自らの想いを言葉にして書で表現する近代詩文書。

 

 

自作の言葉 細渕柳青書

 

金子鷗亭先生が生涯をかけて追求され、古川奠雪先生がその理念を受け継がれた尊い世界を私もこれからずっと書いていきたいと思っています。

 

『第39回日本詩文書作家協会展ー詩歌と書の世界ー』セントラルミュージアム銀座にて6月13日(日)まで開催中

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