本日9月30日は、『第3回全国折り句コンテスト』の応募期間終了日。
普段なかなか言えない感謝の気持ちを優しい言葉や前向きな言葉で伝える「ありがとう折り句」、ふるさとへの愛を表す「ふるさと折り句」、今年で終わる平成の思い出や想いを綴る「へいせい」の三つが、今年のテーマでした。
書道教室から、心情のあふれた75作品を出品させていただきました(手描き部門69枚・メール部門6通)。
様々なご協力をいただいた保護者の皆さま、お手伝いいただいた関係の皆さまに心よりお礼申し上げます。
7月よりコツコツと折り句制作に取り組んだ生徒さん。
気持ちを折り句にするために、私も共に考え、悩み、笑い合って、生徒さんの内面に触れる感動の日々でした。
折り句制作の第一歩は、贈る相手や対象に正面から向き合って考えを巡らせること。
おばあちゃんに贈る折り句を作るのであれば、まずはおばあちゃんへの想いを鉛筆で書き出していきます。
この時間が、幸せな暮らしを振り返るような温かい場になり、折り句の真価だと言えるでしょう。
今年初めて折り句に挑戦した2年生のRちゃんも、おじいちゃんとの楽しいエピソードを思い出して瑞々しい言葉で仕上げました。
ふるさと折り句にする決めたけれど、「せたがや」「とうきょう」「かみきたざわ」などどこにするか悩みに悩んだ3年生のMちゃん。
自分の住む地域について、寄せる想いや特徴を考える豊かな時間になったのではないでしょうか。
お父さんの故郷の富山を詩情豊かに表現した3年生のKくん。
丁寧に筆文字を書いた後に、かっこいい北陸新幹線やお寿司などの海の幸、雄大な立山連峰、合掌造り集落の雪景色などを芸術的に描きあげ、特別な1枚になりました。
「へいせい」は、平成生まれの子供達にとって、共に歩んできた大切な時代。
終わってしまう寂しい気持ちと、これから始まる新時代への期待も生まれ、時代を切り取ったかけがえのない作品に。
作品に添付する応募票の「作品の意図・趣旨(だれにどんな想いを込めて)」の欄も、親御さんに書いてもらうのではなく自分で考え直筆で書くということにこだわりました。
こうしていろんなことを乗り越えて仕上がった珠玉の作品達です。
一枚一枚の作品に応募票を添える作業は、頑張った子供達の顔を思い浮かべながら心が穏やかになって来るような幸せなひとときでした。
全国コンテストは難関ですが審査結果を楽しみに、何よりもこの経験が実力アップに繋がって大きな財産になりますように願っています。
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下高井戸にある書道教室