朝晩涼しくなり、日に日に秋めいてきましたね。
昨日の朝は澄んだ空にひつじ雲。
高層ビルに溶け込んで一幅の絵のようでした。
大和ハウス東京ビル(千代田区飯田橋)
そんな秋晴れの昨日、上野の東京都美術館にて『第104回書教展』がスタート。
今年は、近代詩文書(三尺×六尺 約90㎝×180㎝)で《奨励賞》を受賞しました。
吉報は本当に驚きで、長い間一つのことを続けていると時にはとても大きなご褒美をいただくことがあるのだと嬉しさで一杯です。
ありがたいことに昨日早速足を運んで下さった生徒さんもおられ、私もまだ会場で作品と対面していないので楽しみにしています。
未熟な作品ですがご指導賜りたく、ご高覧いただければ幸いです。
展覧会や授賞式、祝賀会の様子は後日ご報告したいと思います。
【 第104回 書教展 】-伝統の書美を翼に乗せて-
日時:令和1年9月19日(木)~26日(木) AM9:30~PM5:00(最終日は正午まで)
場所:東京都美術館2F 第1展示室から第3展示室(台東区上野公園内)
内容:役員・一般部・学生部・席書大会作品(毛筆・硬筆部門あり)
9/23(月)13時より一般部・学生部に分かれて作品解説が行われます。
さて、教室では夏休み前から学生達と共に取り組んでいる『第4回全国折り句コンテスト』。
9月末の〆切りに向けて、素敵な作品がどんどん生まれています。
日曜日には折り句制作のために一日補講日を設けました。
普段、通塾の持ち物は書道用具だけですがこの日は様々な画材を持参。
色鉛筆で可愛いイラストを描いてから注意深く筆を運ぶSちゃん(小6)。
伸びやかな線で最後まで気持ちの行き届いた作品になりました。
色塗りに定番の色鉛筆も、最近はカラーも豊富で目を見張るほど立派なセットも。
午前中に長文の折り句を小筆で一点一画丁寧に書き上げたKくん(小4)。
お昼はお母さんの美味しいお弁当と手作りの白玉団子のデザートに舌鼓。
しっかりエネルギーを充電。
午後は「さあ、色塗りするぞー!」と張り切って開始、細部までたくさんの色を塗り重ね見事な作品になりました。
仲の良いNちゃん(小4)とMちゃん(小1)姉妹。
初めて折り句に挑戦する妹のMちゃんは、「お姉ちゃんは折り句が上手いよ!家に折り句がたくさん貼ってある!」と可愛く教えてくれました。
動物を大切にする温かいご家庭ですくすくと育っているお二人。
二人ともペットのインコに心のこもった折り句を書きました。
他にも、家族やお友達に向けての感謝の気持ちや故郷への愛、令和の時代に胸に刻む希望など生徒達が紡ぐ言葉に心打たれる日々です。
2016年の第1回からコンテストを牽引するのは折り句作家で故郷岩国の観光大使も務めていらっしゃるMIKAKOさん。
折り句の師であり、公私共に仲良くさせていただいています。
先日、多くの方々に折り句を広めるためにと素敵なメッセージが届きました。
【第4回全国折り句コンテスト作品募集中】
折り句コンテストの作品を手描きとSNSにて募集中です!未発表作品でしたらひとり何点でもご応募可能です。
グランプリ作品は3万円!そのほか副賞付きの賞もたくさんあります。
応募期間は9月30日まで、入選された方には協会のHPにて10月中旬に発表し、主催の折り句協会事務局より封書にてご連絡致します。
また入選作品は東京スカイツリー・ソラマチタウンの郵政博物館にて展示し表彰式もあります。
一年に一度の機会ですのでぜひよろしくお願い申し上げます。
ご応募、詳細はこちらです。
↓
http://oriku.or.jp/contest2019/
2019年9月30日(月)当日消印有効だそうです。
皆さんも秋の夜長に是非、心を伝える折り句を作ってみては如何でしょうか。
昭和6年に発足した歴史の深い書教で104回を数える書教展と、奇しくも今年4回目の若々しい折り句コンテスト。
それぞれ素晴らしい日本文化の祭典がこれからも末永く盛り上がり続いていきますように。
下高井戸にある書道教室