お天気に恵まれたMIKAKO個展「はぐくむ」。
7月21日(木)~28日(木)京王プラザホテル
私も2点出展させていただいて通勤するかのように足を運び、忘れられない夏になりました。
密を避け、都営新宿線/京王新線の新宿駅を利用
コロナ第七波が猛威を振るうさなか。
大勢のお客様をお迎え出来て無事に終了し心からホッとしています。
東京は8月3日頃が感染者数のピークだったと言われていますが、私の体感的には会期中の7月最終週が本当に爆発的だったと感じます。
新都心口改札を出て静かな地下道へ
その週は書道教室もお休み続出でガラーン、よく自分がかからないものだと感心するぐらい。
展覧会も正直、あと1週間開催が早ければと思いました。
ひたすらテクテク上ったり下ったり
来場を予定されていたかたやご家族の罹患、大事を取って残念ながら控えたいというご連絡をいくつも頂戴しました。
人混みにあう事なくホテルに直結
それは開催の側も同様。
神経を張り巡らせ、全てを背負うMIKAKOさんのご心労はいかばかりだったかと思います。
クシの歯が欠けるようになったスタッフで助け合い乗り切りました。
「絆」MIKAKO
私事ですが、会期中盤で左足を椅子の脚に打ち付け、薬指の骨にヒビが入っていたことが終了後に判明。
そんな痛い出来事もまた心に残る思い出となりました笑。
元気の出る「翔ぼう」MIKAKO
会場では生徒作品展も同時開催。
MIKAKOさんが導かれ、その心と技量を受け継ぐ方々の素敵な作品も展示されました。
感謝の気持ちが胸に迫る折り句
カメラが趣味のお父様の見事な写真と微笑ましいコラボも。
お父様のoisoaobatoブログ
家族の絆がウィズコロナでなおさら深く心に感じ入る作品展でもありました。
MIKAKOさんの岩国のお祖母様の貴重な日本刺繍も数点お披露目。
その美しさにうっとりして鑑賞されるかたも多く、錦帯橋の艶姿に感動して早速岩国へ旅行された方もいらしたとのことです。
2歳半の愛息子さんとの愛らしいコラボ作品も。
秋山結清画 MIKAKO書
こちらは書道教室で一番の鉄道ファン、Nくん(小6)。
字も上手い子です
「先生が本気出して描いた汽車、見に来てね」と言うと、
銀河鉄道の夜をモチーフにした遥水画
「え、ほんと!?けど、オタクが描いた電車と一般の人が描いたのはちょっと違うんだよねー。」と笑ってましたが、
Nくんはコンテストで『ふるさと賞』
最終日の午後に滑り込みで登場。
持ち前の明るさと優しさで場を盛り上げてくれました。
お忙しい中お連れいただいた親御さんにも感謝します。
展覧会で見たことのない景色を見る喜びを重ねれば重ねるほど向上心が芽生え、将来の幅広い応用力が身につくのではと思います。
仲良く鉄道談義
会期のあと『初戀』作品(140㎝✕140㎝)をご自宅に迎えて下さったK.Tさんよりお写真が届きました。
胸が熱くなるコメントも。
「『初戀』毎日眺められて幸せです。…華やかなホテルのロビーから我が家にやってきて、作品の存在感と迫力は部屋の狭さの分だけ倍増し、初めて見る人みんなを驚かせています。」
東京都世田谷区
表装を担当された武笠表具店さんも「これだけ大きなサイズのパネル制作をお任せいただけることは、なかなかありませんので、使用する裂の色のバランスや、作品とのサイズ感など、かなり細かく比較、検討致しました。そういったこともあり、仕上がりにご満足いただけたことは、私自身、大変嬉しく感じております。…」と何よりのお言葉。
私も展覧会に参加するたびに新たな気づきや出逢い、自己が広がる感覚が本当にありがたいと感謝の気持ちは日増しに強くなるばかりです。
不思議なものでMIKAKOさんの個展は見にいくというより逢いにいくというイメージ。
大切にしている人やもの、故郷への想いなど、生き方を純粋な心で表現されているからではないでしょうか。
何度でも再会したい、力をもらいに行きたいと思わせてくれる夢のような個展でした。
MIKAKO
7月より3回にわたり、MIKAKO個展「はぐくむ」をテーマにお届けしました。
お読みいただいて大変ありがとうございました。
2021年8月10日ブログ MIKAKO個展「はぐぐむ」Vol.2
下高井戸にある書道教室