2013.07.10
7月10日 筆文字うちわ教室 

梅雨明け前、7月初めのデイホームのおけいこは、「うちわ教室」を開催。

浴衣を着て花火大会やお祭りに出掛けたくなるようなオリジナルうちわを創りました。

昨年6月に七夕の短冊制作のためご訪問してから早いもので丸1年、この日で5回目のおけいこになります。

書道の基本を学びながらおけいこを重ね、楽しい創作に挑戦しました。

 

 

 

 

この日のためにご用意したお手本セット。

 

 

 

 

おけいこの初めは心を静めてゆっくりと墨を磨り、筆のウォーミングアップのお手本で基本的な筆使いを試します。

その後、夏にまつわる言葉のお手本の中からお好きな字を選んでいただいて練習。

最後に和紙に清書しバランスよくうちわに貼って仕上げます。

お見本のうちわには彩色筆ペンで花火や笹のイラストを描き添えてみました。

苦手だからと遠慮せず様々な表現方法にトライしてみると自分なりの味わいのある作品が生まれ創作の楽しさも膨らみますね。

受講された方は9名、私と仲間2名、ホームのスタッフ5名で協力しました。

初回からずっと一緒に同行している仲間は、二人共20年近いお付き合いになる大切な友人です。

爽やかな薄紫色の浴衣姿は、書道師範で指導もお任せ出来る裕子さん。

介護の経験もあり、気配りの行き届いた優しく手厚い物腰に心癒されます。

 

 

 

 

左手の篤子さんはフルートやオカリナの奏者として観客も全員楽器を持ち一体となって楽しめるコンサートをこちらで続けていて、明るく楽しいお人柄に彼女の周りはいつも笑顔でいっぱいです。

 

 

 

 

この3人の絶妙のコンビネーションでおけいこを盛り上げて、和やかな空気が広がっていきます。

 

 

 

受講者最高齢のR子さんは、97歳。

 

 

 

 

前回のおけいこでは、大筆で、堂々とした『希望』という字を書かれ、感銘を受けました。

いつも真剣に、真っ直ぐに私を見つめながら授業を聴いて下さいます。

また、私達がお伺いすると大喜びで出迎えて下さり、帰り際は握手やハグで別れを惜しみつつ送って下さるチャーミングな女性です。

梅雨の晴れ間の午後、心地よい和の雰囲気の中で個性豊かな世界に一つだけのうちわが出来上がりました。

 

 

 

 

集中したおけいこの終了後、全員のティータイムでは美味しいお茶とお菓子をいただきながらホッと一息。

 

 

 

 

回を追うごとに皆さんとの距離も近づき人生経験豊かな大先輩の方々の興味深いお話を聴くのはとても楽しくておしまいの時間になるのが名残り惜しいほどです。

次回のご訪問は11月2日に決まりました。

今年はとりわけ暑い夏になりそうです。

ホームの皆さま熱中症などにくれぐれも気を付けて、素敵なうちわで涼を呼んで夏を健康にお過ごし下さるよう切に願います。

私達3人、秋に再び元気な皆さまとお目にかかることが出来ますことを、楽しみにしております。

 

 

 

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