2025.06.10
6月10日 未来へつなぐ

月に一度、日曜日の午前中に補講のクラスを開いています。

補講日は、意欲を持って毎回参加される生徒さんや平日クラスの振り替えで来られるかた、何か目的があってスポットで参加されるかたなど、普段以上に志の高い方々で埋まります。

一昨日の日曜日、最後まで残って書いていたのは高1、高2、高3の書道ガールズでした。

 

 

上北沢区民センター

 

国立高、都立高、私立の女子高と学校も違い、お友達同士でもない高校生たちです。

学校では厳しくも充実した部活や大盛り上がりの行事も精一杯頑張って、高3の子は超難関大学を目指す受験生。

そんな多忙な3人が貴重なお休みの日曜日に早起きしてやって来て「おはようございます!」。

そして、中国の書道史上、最高傑作として知られている王羲之(おうぎし)の『蘭亭序(らんていじょ)』を黙々と臨書。

 

 

静かな時間が流れます

 

終わると穏やかな笑顔で「ありがとうございました」とお部屋を後に。

この日の夕方は、2対1の個別レッスンがあり、こちらも中学校受験で大変な6年生二人が90分、みっちり書道に触れ合いました。

 

 

ご家族の支えにも頭が下がります

 

そんな頼もしい生徒たちを見ていると、日本も捨てたもんじゃないなと清々しい気持ちに。

インターネットやAIで何でも簡単に答えを出せる時代ですが、こうした悠久の文化をコツコツ自分の手で積み重ねることが心の豊かさを育むのではないでしょうか。

これから世界に羽ばたいて未来を担う子どもたち。

その成長に少しでも貢献出来るよう、私も出来る限りの学びを得たいと思っています。

 

先週は、お世話になっている三鷹の山口文林堂さんにご案内をいただき、表装を担当された立川と銀座の書道展へ。

 

 

銀座のシンボルの柳が綺麗な緑に

 

文林堂さんはお父様の代からの歴史ある書道用品店ですが、近現代の書画や文学資料などの古書類も幅広く取り扱い次世代へ継承。

美術表装も深い知識と独自の発想、そして作者・作品をしっかりと理解したうえで手掛けて下さり、全幅の信頼を置いています。

作品は、引き立ててくれる表具があってこそ成り立つコラボレーション。

 

 

山口さんと MIKAKO展@京王プラザホテル

 

立川の『東京Tama書道展』では表装についての解説会も行われました。

 

 

洋のインテリアにも調和する掛け軸

 

伝統的なお仕立てから現代的なものまで、奥深い世界を勉強をさせていただきました。

 

 

賑わう『たましんRISURUホール』

 

床の間のない家が増え、書道の掛け軸などあまり馴染みがないと感じる方も多いかもしれません。

しかし、モダンなリビングや書斎などに掛けても心静まり、ホッと安らげる空間になるのではと感じます。

銀座の『隆玄現代書展』も、見ごたえのある書はもちろんのこと、新しい感覚の掛け軸を堪能することが出来ました。

 

 

趣のある『銀座洋協ホール』

 

いつも本当に感謝するばかりです。ありがとうございます。

 

さて、今週6月14日㈯は、お手伝いしてくれる大学生や高校生の生徒さんと一緒にこちらのイベントに参加します。

 

 

「松沢地区社協ひろば」開催のお知らせ

 

幼児から大人までどなたでも気軽にご参加いただける、ワイワイ楽しい折り句体験コーナーにしたいと思っています。

ご都合が合いましたら是非、遊びにいらしてください。

 

【 書道で折り句 】

日 程:6月14日㈯ 13:00〜15:00

場 所:北沢総合支所 松沢まちづくりセンター4階 体育室

世田谷区赤堤5-31-5 ℡03-3323-8088

京王線、東急世田谷線「下高井戸駅」下車 商店街を西へ徒歩4分

参加費:無料

 

 

松沢まちづくりセンター

 

住民の皆さまや、人に優しいまちづくりに取り組んでおられる松沢地区社会福祉協議会の皆さまに地域福祉について、私たちも一から学ばせていただけたらと思っています。

皆様のご来場心よりお待ちしています。

 

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