W杯サッカー日本代表の金星にわいた昨日、演劇の街、下北沢では激弾BKYU公演『Episode of 西遊記』が連日満員大盛況のうちに千秋楽を迎えました。
コメディであってシリアス、脚本・演出された酒井晴人さんの才気が弾け、個性あふれる役者の皆さんの圧倒的な熱演によって感動に包まれた舞台でした。
一夜明けた今も、心に残る名シーン、名ゼリフの数々が思い出され涙が流れます。
ご依頼いただいて、『遊』と『激弾BKYU』の肉筆の書をお渡ししたのは4月20日。
劇団結成33周年という熱く長い歴史を受け継ぐべく、体力、精神力、集中力のすべてを筆に託しました。
その後は、劇団のSNSで発信されるPR記事の数々に開演を楽しみに待つ日々。
出典:激弾BKYU Facebook 今村有希さん(左)東野醒子さん(右)
手掛けさせていただいたオリジナルTシャツは公演初日より、劇場ロビーで販売開始。
観劇に伺うと、団員の方から口々に嬉しい喜びの言葉をいただき感激でした。
「これまで作ったTシャツでこんなに売れたことはありません!」
「遊び心のBKYUと見事にマッチングしたTシャツ!」
「ほんとにありえない売り上げで嬉しい悲鳴です!」
公演中にご購入いただけなかったお客様には、後日郵送(送料無料)で対応、終演後も激弾BKYU OFFICIAL WEBSITで引き続き追加注文を受け付けることにされたとのことで、大変なご好評をいただき嬉しい限りです。
お客様一人一人に配布されたチラシもインパクトのある美しいデザイン。
劇団旗揚げからずっと看板女優である東野醒子さんからの気持ちのこもった寄稿文と、私の想いも1枚に埋め込まれていて心打たれました。
団員のご家族の方から、書が蒲鉾とコラボされた心温まる差し入れも。
千秋楽を観て下さった書道教室の生徒さんからも、こんな素敵なメッセージをいただきました。
『…実は私も、高校時代より小劇場に親しみ、大人に混じって劇団に入っていた時代があります。(脚本の仕事へ繋がったのも、当時の劇団スタッフからでした。)演劇はいまだに好きでよく見に行くのですが、こちらの劇団は全く存じ上げませんでした。笑いの中に、とても真摯な理念が見えて、それは今の時代とても尊いもので、長期人気を誇る理由を垣間見た気がします。…』
孫悟空役の鳥居功太郎さん(中央)と共に
貴重な経験をさせていただいたBKYUの皆さんに心より感謝申し上げます。
机の上で書くだけでなく、他の芸術とコラボレーションすることで生きる新しい書道の魅力。
これからも様々なことに挑戦してお伝え出来たらと思います。
下高井戸にある書道教室