東京は梅雨入りしたというのに暑い日が続いています。
皆さん、体調など崩されていませんか。
軽くエアコンを効かせた教室では、子供達も真夏モードです。
広島市内にお住まいのYさんからのメール。
『我が家のお田植えが無事に終わって一安心しました。』
Yさんのメールにはいつも素敵な写真と楽しいメッセージが添えられています。
今月の2年生のお手本も、季節を感じられる『田』という漢字でした。
『田』は、四角に区切った田んぼの形から出来ていて1年生で習いますが、簡単なようで意外と難しい字。
毛筆を始めたばかりのNちゃん、美しい田園風景を想像させるようなゆったり伸びやかな筆運びです。
Yさんいわく『前田さんのブログで全く知らない世界を体験させていただきました。』とのこと。
『お習字のセットもカラフルになっているんですね~。』
それぞれの個性のあふれた書道バック。
デザインも素敵ですが、老舗の書道用具メーカー「呉竹」さんや「あかしや」さんなどが販売元で中のお道具の品質も良いのです。
「 呉竹」さんは奈良の墨メーカー、「あかしや」さんは奈良の筆メーカー。
そしてこんな励みになるお言葉も。
『着物と靖国神社で、へえ~って感じで驚きました。ちょうど広島市内は、「ゆかたできん祭」(昔のとうかさん)で、見方も変わります。目も耳も大きく開いて広い世界を見なくちゃいけないですね。』
出典: Creemaハンドメイドマーケットプレイス
私はブログを書くにあたって、読んだ方が何か一つでも「為になったな」と思っていただけたらと心掛けているので、とても嬉しいこと。
こちらこそ元気をいただいています。
広島の護国神社の境内で撮影されたという、山本五十六の言葉。
他にも心を豊かにしてくれる言葉の写真の数々。
一枚一枚に想いがこもり、Yさんのコメントから気持ちが伝わります。
この山本五十六の言葉は、ものを教える立場の人には大切な教訓ですね。
筆を持つときの気構え、運筆を雑にせず気持ちを行き届かせること、用具を大切にすることなど、書道を通じて行う心がけが子供達の日常に表れるのだと思います。
レッスンが終わり、何も言わなくても協力して片づけをしてくれる子供達。
筆に集中した後は、心もスッキリして表情も晴れやか、行動も凛とします。
その繰り返しで自ずと書道も上達。
学校や学年を超えた優しい絆も生まれます。
日常に追われてバタバタな毎日が続いていきますが、書道を通じていただくひとことのメールや写真で感じる確かな喜びに感謝しながら、明日からも頑張ろうと思います。
下高井戸にある書道教室