2018.05.10
5月10日 母の日に伝えたいこと

武家屋敷跡で江戸時代の雰囲気を残す、故郷山口県岩国市の吉香公園。

帰省すると必ず訪れる、私のパワースポットです。

ここは季節の花が次々に咲き誇る花の名所でもあります。

 

 

 

 

毎年ゴールデンウィークは、満開のツツジに藤、牡丹に花菖蒲と見事な花の競演が楽しめるのですが、今年は例年より早く開花したようで、一帯は全て緑。

 

 

吉香神社

 

まぶしいほどに輝く一面の新緑。

 

 

紅葉谷公園

 

このゴールデンウィークは新緑と青空の鮮やかな、眼に優しいグリーンウィークになりました。

 

 

岩国徴古館

 

公園の一画にある『岩国美術館』では、吉田松陰と松下村塾の塾生達の肉筆書などを展示した『草莽崛起展(そうもうくっきてん)』を鑑賞。

新しい時代に希望を託した先人の直筆の書に触れ、たくさんの学びを得ました。

高杉晋作や西郷隆盛、勝海舟、東郷平八郎などの歴史的に貴重な筆跡も多数見ることが出来ます。

期間は今月31日まで。

 

そしてゴールデンウィーク最終日、東京に戻り駆け込みで浅草アミューズミュージアムへ。

同郷のポエムピクチャーアーティスト/折り句作家MIKAKOさんの個展を鑑賞しました。

 

 

 

 

今年のタイトルは『母』。

 

 

 

 

母の日を前に、感謝の気持ちや家族愛を綴った心温まる言葉の世界。

 

 

 

 

MIKAKOさんが紡ぎ出す、シンプルだけれど心に染み入る言葉が、濁りのない線で表現されてしみじみと魅了されます。

趣のある「心」の字が、仲良しの二人のように見える作品は、岩国のお母様とMIKAKOさんご自身をイメージして描かれたとのこと。

 

 

 

 

故郷から遠く離れてもすぐそばにいるように大切に想い合う、お二人の深い愛情がにじみ出ているようでした。

そして時節柄、MIKAKOさんオリジナルの楽しい母の日ギフトも盛り沢山。

たくさんの方がお土産に買い求めていらっしゃいました。

 

 

 

 

私も岩国の母への作品を展示していただきました。

一人暮らしの母は5月で80歳、現役の美容師です。

父を見送って1年半、お客様や仲間たちなどたくさんの方々に支えられ、毎日お店に立ち頑張っています。

一筋に邁進する気丈な母は、私たち家族の誇りです。

 

 

 

 

  は つらつと働きながら家庭を築き

み  いに繋げた充実人生八十年

  さ つき晴れに輝く太陽のように

  な かまの中心 皆に幸せ届け

  え がお咲かせた見事な傘寿

 

五月晴れのように明るく、いつもどの場面でもみんなの先頭に立ち包み込むような包容力のある母の姿を、筆に込めて表現しました。

 

 

 

 

折り句を考えている間、母の生き方に思いを馳せ、母への気持ちを改めて感じる豊かな時間を持つことが出来ました。

きっかけを下さった折り句の師のMIKAKOさんに心より感謝しています。

 

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