2022年4月、新年度を迎えました。
地元中学校の書道部のお手伝いを始めて5年。
当初から顧問だったI先生が他校へ異動になり寂しさを味わっています。
対面で中学生達と触れ合っていた頃から、コロナで外部講師がNGになってもずっと月に一度、お手本等の受け渡しでお目にかかっていました。
新しいスタートの春はお別れの季節でもありますね。
4月7日は穏やかな晴天のもと入学式
書道教室のお問い合わせもたくさんいただきありがとうございます。
教室は2013年よりほぼ満席の状態が続いています。
各クラス少人数制です
そのため募集は年に一度だけ、進級・進学による生徒さんの新生活が落ち着いた5月頃に行っています。
空席があるクラスのみ先着順で受け付けとさせていただき、キャンセル待ちは1年間を期限として承っています。
この春、しもたかステーション教室の椅子が一新
2018年の募集は小学生クラス2名、中学生以上・一般クラスは1名でした。
2019年は空席がなく募集を見送り。
2020年は緊急事態宣言により4月から6月中旬まで休室だったので9月に小学生5名、中学生以上・一般2名の募集。
2年間や3年間続けて応募して下さっている方もおられます。
ご見学・体験はご応募受け付け後に
昨年21年度は小学生3名、中学生以上・一般は1名の募集。
募集日当日だけで30名あまりのご応募をいただきました。
少しでもお力添えをとクラスを一つ新設して対応。
キャンセル待ちのかたには1年間お一人もご案内出来ませんでした。
大変心苦しく思っております。
このような状況ですので、現在ご検討いただいている方には誠に申し訳ございません。
今年度は小学生の新規生徒募集が出来ません。
中学生以上のクラスも詳細をお知らせ出来るのが少し先になるかと思います。
生徒さん一人一人の個性を大切にした質の高い指導を目指していますのでご理解いただけたら幸いです。
(ご家族ご親族の入会はありますのでご了承下さい。)
さて先月の3連休は久しぶりに広島へ。
JR山陽本線、さすが広島
親友が所属する書道会の書き初め展、コロナで延期になっていたものが無事に開催されました。
山本岬涯書(安芸区民文化センター)
友人の書は、言葉を選び作品構成を考えるところからラインで進捗状況を聞いていたので楽しみにしていました。
紙面中央に配した淡墨の『笑』が優しくあたたかく、さだまさしさんの詩が心の表現となり静かに光を放っていて感動。(写真左)
友人の師で、尊敬する山本岬涯先生の作品は表情豊かな書と大胆かつ繊細な絵画表現が融合した大作。
毎年深く感銘を受けます。(中央)
不安な時や悲しくて泣きたい時はその笑顔を思い出す度に心は青い海になる『海』岬涯詩
先生は、「広く色々なものを見て聴いて吸収し、書だけでなくそれを超越したアートとして表現すること、それが夢です。」とおっしゃっていました。
唯一無二の世界に生命力に満ちた線の立体感
日本を代表する書家の村上三島先生や栗原蘆水先生のもとで研鑽を重ね、本格書道の鍛錬を続けて来られた先生の雄大な夢。
『見はてぬ夢』(「ラ・マンチャの男」より)岬涯書
今の私にとっても死ぬまで追い続けたい憧れの境地です。
会場で色紙を書いていただきました!
7月16日(土)~18日(月)海の日を含む3連休には、広島市横川駅そばの『西区民文化センター』で夢をテーマにした個展を開かれるとのこと。
こちらも楽しみに伺いたいと思っています。
春になり、世の中も少しづつ活発に動き始めました。
私も出展のお声かけをいただき、7月に新宿京王プラザホテル、9月には下北沢に誕生した新しい商業施設『reload(リロード)』にて作品展示。
9月は上野、東京美術館の『書教展』においてもこれまでで最大の大きさの作品に挑戦したいと考えています。
皆さまにご覧いただくことが努力を続ける糧になります。
展覧会の詳細が決まりましたらまたこちらでお知らせしますのでよろしくお願い致します。
『夢みる魚』(エリック・サティのピアノ曲)岬涯書
教室で生徒さんに奥深く楽しい書道を伝えつつ、創作に励む一年になりそうです。
岬涯先生の直筆の書を宝物にして、夢見る魚となって大海に漕ぎ出して行こう。
さあ、快晴の本日日曜日。
これから生徒の皆さんと日曜補講、午後は日本書法芸術協会横浜書道学校の『青陵展』を見学に川崎へ。
故郷岩国で古川奠雪先生に学んでいた頃の同窓の友人と生徒さん達の熱気ある展覧会。
こちらも二年ぶり、楽しみです。
下高井戸にある書道教室