4月6日(土)、7日(日)に開催された世田谷桜上水のむつみ会館桜まつりは晴天で暖かく桜も満開、絶好のお花見日和となりました。
(6日朝のむつみ会館通り)
初日の朝、会場に到着すると会館隣のお祭り広場は満開の桜で溢れんばかり。
この地域は手入れの行き届いた美しい自然に囲まれています。
都会の喧噪から離れたオアシスのような場所。
小人が現われそうな緑豊かな公園。
メルヘンの世界から飛び出したような保育園も。
この豊かな環境は、自治会の皆さんの強い絆で築かれた賜でもあります。
(早朝から集合していなり寿司を作る町会の皆さん)
書道の展示作業もいつも家族のように温かく見守りお手伝いしていただいて本当に感謝しています。
気候不順だった今年。
前日の金曜日は風速10メートル近い春の嵐、明けて月曜日からは一転して季節外れの厳しい寒さ。
開花の早かった桜が予想外に長持ちしてくれたことも含め、奇跡のような至福の二日間でした。
春の陽気に誘われて大賑わいとなった桜まつり。
町内会の皆さんの周到な準備とチームワークの良さがお祭りの盛り上がりに繋がっているのだと思います。
書道教室の子供達もご家族と作品を見て一日楽しく遊び、二日連続で訪れた子もいました。
体験コーナーで作った勾玉や、射的で取ったぬいぐるみなどの景品を「先生、こんなの作ったよ!」と見せに来てくれる子も。
書道展示もたくさんの方にご高覧いただくことが出来ました。
ご来場いただいた方、遠くから応援していただいた方、大変ありがとうございました。
©千葉広子
大人の生徒さんの書きたい字を自由に表現した作品は、一人一人の個性の花が咲く春爛漫のイメージ。
【書作品】(生徒)【木】甲骨文(前田遥水)
そして、壁面に踊る元気いっぱいの「折り句」と願い事をしたためた色とりどりのだるまさん。
展示のデザインは、中学生が春休みを返上して集まり完成させました。
教室OBのSくんは搬入や搬出の全てに参加してくれて、自作の盆栽と盆栽に添える折り句も書いてきてくれました。
今年は生徒達の成長ぶりに胸が熱くなった桜まつりにもなりました。
【教え子】前田遥水
アシスタント講師の横山裕園先生による、だるまさんにピッタリのリズミカルな「七転び八起き」。
左端の二枚も横山先生の優しい心が満ちた折り句です。
右端は私の干支の書「亥」。
©千葉広子
会場には、日本三大だるま市の一つ「深大寺だるま市」ゆかりのだるまでお世話になった調布だるまの貴山圭子さんもお店の後、夜に駆けつけて下さいました。
日曜日は朝一番に一般社団法人 日本折り句協会の秋山代表と折り句作家のMIKAKOさん、講師の方々ご一行も来場。
折り句を出品している子供達や親御さん達との会話が弾んで楽しい時間になりました。
昨年の春、子供達と共に考えむつみ会館に寄贈した折り句は現在も正面玄関に飾っていただいています。
【原案 遥水書道教室有志一同 揮毫 横山裕園】
む げんの可能性を秘めた小宇宙
つ どう人々を明るく包み込み
み のりある活動が地域を元気にする
会 話が盛り上がる四季折々の行事
館 内には光が満ちて落ちつき安らぐ
5周年おめでとうございます
2013年の10月よりこちらで教室をさせていただいて早5年、この素敵な場所で今年も作品展が開催出来ましたこと生徒共々大変幸せで心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
地域全体から愛されているこのかけがえのない憩いの場が永遠に続きますように。
下高井戸にある書道教室