2014.03.30
3月30日 『音屋の風呂屋~春編~』書

世田谷には「桜」が入った地名が多く、文字通り桜の名所があちこちにあることでも知られています。

当桜上水サロン教室は、「せたがや百景」に指定されている下高井戸の日大文理学部前の桜並木と上北沢の桜並木、そして昭和59年に桜並木の見事さで「第1回せたがや界隈賞」を受賞した桜上水団地にほど近い、閑静な住宅街の中に位置しています。

教室の前の桜も次々に咲き始めました。

 

 

 

 

そんな春の一日。

来たる4月29日(火祝)に世田谷下高井戸の銭湯月見湯で開催される「音屋の風呂屋~春編~」の書の制作をしました。

 

 

 

 

真っ白な紙に向き合うと心が研ぎ澄まされて、外界から遮断された世界へ。

 

 

 

 

 

紙に最初に筆をおろした瞬間に雑念が消え、筆の擦れる音のみの静寂の中、心身に落とし込んできたイメージを全力で表現します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、女湯の壁面の書から。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お風呂場に立ち込める湯気に浮かび上がる女性の柔肌を、淡墨とにじみで表現。 

前回とは趣を変え、女性らしさを表す薄紅色の彩りを施しました。

書き上げた書は、自分の血肉を分けた分身のよう。

 

 

 

 

そして男湯の書は筆を変え精神を躍動させ、勢いよく激しく力強く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

 

 

当日のライブパフォーマンスが、観客の皆さまの心を揺さぶることが出来ますように魂を込めました。 

 

 

 

 

この書の裏打ち表装は、故郷山口で10代の頃からお世話になっている角平安堂さんにお願いしました。

岩国市の名勝「錦帯橋」の近くにあり、お父様の代から数十年の歴史のある表具屋さんです。

日本さくらの名所100選にも選ばれている錦帯橋の桜もそろそろ見頃を迎えている頃でしょうか。

来月末に、岩国の水と空気をたっぷりと吸って戻って来る我が子を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

 

 

「音屋の風呂屋~春編~」告知PV⇒https://t.co/IkxYLOsPow

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