もうすぐひな祭り、女の子のいるご家庭では華やかなお雛様が飾られて一足先に春を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
本日1日が寒さの底ということで、3日からはグッと気温が上がり春の陽気になるとか。
私達も、月末の『桜まつり書道展~ひとふで・ひとひら・しもたか散歩~』に向け着々と準備を進めています。
子供達の作品制作も佳境に。
初めて甲骨文字にもチャレンジしました。
中国で3千年以上前に生まれた『漢字』は少しずつ形を変えながら現在まで生き続けてきました。
『説文解字(せつもんかいじ)』という現存する中国最古の字書には、「事物の特徴をとらえ、その形に象ったものを【文(もん)】と言う。【字(じ)】はそれに様々な形や声を付け加えたものである」とあります。
『指事・象形・形声・会意・転注・仮借』の『六書』は学校の国語で学びますね。
最近は、携帯電話などで感情を絵で伝えようとする『絵文字』や『顔文字』が多用されていますが、私たちが普段使っている『漢字』もルーツは事物の象形、つまり絵から成り立っているもの。
その形は見ているだけで楽しく、由来を知るとさらに面白さが深まります。
貼り出した愉快なお手本に子供達は興味津々。早速何という字か当てっこが始まりました。
それぞれの漢字の成り立ちをレクチャーし、辞典や書籍もめくってみんなで楽しくお勉強。
書きたい文字を選びました。
「文字の意味を考えて、それを表せるようにイメージしながら書いて下さいね」と伝えると、元気で素直な気持ちが紙面いっぱいに広がりました。
次回のレッスンでは顔彩で彩りを添えます。
作品の完成を楽しみにお待ち下さいね。
普段の半紙にいつもの筆で書くこと以外に、いろいろな種類の作品に挑戦することで非常に力がつきます。
小学4年生のCちゃんは、毎年、地域の即席書初め大会に参加していて今年も見事金賞を受賞。
書初め用の特大筆で大きな紙に腕を振るった作品と賞状を持って来てくれました。
年末も調布市選挙管理委員会主催の『明るい選挙啓発書道展』に出品。
こちらも応募作品総数692点中入賞23点に選定され、昨年に引き続いての快挙でした。
調布市文化会館に展示された立派な『意思を一票に』。
練習を積んで仕上がったとびきり良い一枚です。
静かに心を落ち着けて書くという伝統的なスタイルで書道をするCちゃんですが、内面は熱いものを秘めているのが字に表れています。
意欲にあふれ走り続けているCちゃん。
書道展でも実力を発揮してくれることでしょう。
次回のブログは、自分で選んだ言葉を、自分で考えた表現方法で書く創作に取り組んでいる生徒さん達をご紹介したいと思います。
オリジナリティに満ちた作品が次々に生まれています。お楽しみに。
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下高井戸にある書道教室