2019.11.20
11月20日 書道教室20年目に

2000年11月2日に世田谷桜上水の一室で開いた書道教室も、周囲の方々のご協力のおかげで20年目を迎えました。

 

 

桜上水『むつみ会館桜まつり』

 

近所の子供達が集まっていた自宅教室から、2012年秋に下高井戸、2013年秋より桜上水と二カ所で教室を開かせていただきました。

個別レッスンや通信添削、中学校の部活指導なども合わせて60名余りの生徒さんと共に書の道を歩んでおります。

 

 

 

 

元々大きな目標を掲げて邁進するタイプではありません。

目の前にいただいた一つ一つのことをコツコツと取り組んでいるうちに、たくさんの方が優しい手を差し伸べて下さいました。

桜上水の教室は緑豊かな世田谷を象徴するような住宅地の中にあり、開室から運営に関しても町会の方々に大変お世話になっています。

 

 

教室にいただいた手芸品に喜ぶ子供達

 

先日、教室のドアをガラッと開けて突然男性が入ってこられました。

公共の会館なのでいろんな人が出入りしますが子供達は注目してしまいます。

大きな荷物をほどき『上北沢の友人が年齢により書道をやめたので紙を書道教室に』とのことで届けて下さったのでした。

地元に長くお住まいの方が教室に温かい眼差しを向けて下さっていることが本当に嬉しく感動。

 

 

 

 

紙は消耗品で何より助かるので、生徒さんとみんなで大切に使わせていただこうと思います。

 

下高井戸の教室は打って変わって昭和の香りの残る活気ある商店街の中。

駅もすぐそばで、夜も昼間のように明るいインバーターの街路灯やLEDのフットライト、停電時にもソーラーパネルの蓄電器完備で安心して通塾出来るという恵まれた環境です。

 

 

いただいた品で目隠ししてハイ、チーズ

 

こちらも、商店街の役員の方々から「地元の人の書写力の向上のためなら」とご尽力をいただき成長を続けています。

長く通われている大人の生徒さんで「娘に赤ちゃんが生まれたので小学生になったら是非通わせたい」と、おっしゃっていたお孫さんがこの春入会されました(写真下列左のSくん)。

 

 

素敵な差し入れはジャンケンして好きなのを取りました

 

月日の流れの速さを感じます。

(2019年度は小・中学生の一般募集は出来ませんでしたがご親族の予約の方のみ受付させていただきました。)

 

また、HPで活動を発信できるようになったことで新たな出逢いや旧友との再会、交流と楽しい世界が広がっています。

先日は、ブログを読んで下さっている会社員時代の先輩tatu_no_koさんが新聞切り抜きを送って下さいました。

先輩にお世話になっていたのは先輩が40代、私が20代の頃。

ワンクリックで写メールではなく、記事と新聞名を別々に切り抜き、茶封筒に入れてお手紙にして下さったお気持ちにジーンとしました。

 

 

先輩の懐かしい筆跡は憶えています

 

教室20年目を祝い、yousuiの文字や可愛い筆の入った素敵なオブジェを造ってくれた生徒さんも。

 

 

 

 

今月は書道協会の競書誌に夏の書教展の「受賞者の声」を掲載していただきました。

 

 

書教12月号・第104回書教展特集掲載

 

今週末11月23日(土)は、グランプリと準グランプリ受賞を始め、生徒さんが大きく躍進した『第4回全国折り句コンテスト』の授賞式が東京スカイツリーの郵政博物館で行われます。

年末お忙しいことと存じますがご都合が合えば是非お運び下さい。私は23日(土)に会場におります。

 

日時:2019年11月22日(金)~24日(日)午前10時~午後5時30分(入場は午後5時まで・表彰式は同会場で23日(土)13時より)

場所:東京スカイツリータウン・ソラマチ9階 郵政博物館 (墨田区押上1-1-2)

入場料:大人300円 小・中・高校生150円

一般社団法人 日本折り句協会

ポエムピクチャーアーティスト MIKAKO Official Homepage ~君は無限~

 

展示会の様子もまたこちらに綴りたいと思います。

 

 

 

 

こうして書に携わることで得た喜びは果てしなく、皆さまに心よりお礼を申し上げます。

これからも岩国や広島、東京、各地から見守って下さる皆さまと書の魅力を分かち合えるよう研鑽を重ねたいと思います。

 

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