10月27日の父の8回目の命日を前に空路岩国へ。
「10月の初めに初冠雪したばかりの富士山がご覧いただけます。」という機内アナウンスに窓の外を見るとうっすら雪化粧した姿が真下に見えました。
雲の隙間からひょっこり
なぜか見えただけでありがたい気持ちになりますね。
岩国では母と一緒にお墓参りへ。
父お手製の線香立ての傍らにはしっかと陣取るバッタさん。
「待っとったよ」と言わんばかり
虫に姿を変えてあいさつに来てくれたのかもしれません。
そして翌日は、父がご縁を結んでくれた折り句作家MIKAKOさんの作品を見学に山陽本線で広島に向かいました。
広島国際芸術交流展@広島県立美術館
広島駅から市内の観光地や美術館を巡る『めいぷるーぷ』という循環バスが出ています。
同級生とバス旅気分で乗車、外国人観光客も多く満員でした。
ルートは全て原爆ドームを経由します
駅から県立美術館前まではたったの4分で到着。
広島県立美術館は日本庭園で有名な『縮景園』に隣接しています。
初めて訪れましたが、庭園の豊かな緑を借景にした開放感のある本当に美しい美術館でした。
『縮景園』にも立ち寄り、友人とおしゃべりに花を咲かせながらぶらり散歩。
友人は、今年の折り句コンテストにこんな素敵な折り句を出品してくれた高校時代からの親友です。
折り句『ともだち』旨山霄遥書
汗ばむほどの秋晴れのもと、池の上に架かる石の橋を恐る恐る渡ったり鯉に餌をやったり、楽しいひとときを満喫。
江戸時代から続く大名庭園
広島国際芸術交流展の会場にお邪魔すると、福田良彦岩国市長や守山教育長始め岩国市の方々がご来場、主催の馬仁武先生の解説タイムの真っ最中でした。
日中の書道文化を深く学びました
MIKAKOさんから「丁度いい時に来られましたね!」と笑顔で迎えられ、ご家族とも久しぶりにお会いしてあたたかな気持ちに。
福田市長と共に
MIKAKOさんの作品タイトルは『縁の詩』。
昔から「書は心画なり」と言われ、手書きの書には心情がこもると伝えられていますが、それには「言は心声なり」という前置きがあります。
『縁の詩』は、人として大切な心のありようを示して下さるMIKAKOさんの存在を改めて感じる素晴らしいものでした。
MIKAKO書 2015年
爽やかな風が吹き抜けているような空間に伸びやかな『縁』の字、飾り気のないお人柄が軽やかな文字に表れた『ごえん』の折り句。
自然体の生き方が作品と一体化しています。
福田市長も熱心に観賞されていました。
MIKAKOさんは岩国滞在中のご多忙な中、父の仏壇参りやお墓参りまで足を運んで下さいました。
感謝の言葉も見つかりません。
日頃の心映えが作品となり人々の気持ちを引きつけるMIKAKOさんに習い、私も慈しみの心を養っていけたらと気持ちを新たにしました。
さあいよいよ、週末11月5日(日)は東京ドームホテルにて『第8回全国折り句コンテスト作品展示会』が開催されます。
教室の子ども達も協会賞を始め、理事長賞や佳作など8名が栄誉ある受賞。
展示会場には家族や大切な人への愛や感謝の気持ち、故郷への募る想いなど優れた入賞作品が並びます。
お時間が合うようでしたら是非ご高覧下さい。
日時:2023年11月5日(日)11:00~17:00(表彰式:13:00~13:40)
会場:東京ドームホテル 42階スカイバンケット「ペガサス」(文京区後楽1-3-61)
折り句『たのしみ』(筆ペン)遥水書
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下高井戸にある書道教室