今日は地元中学校の書道部へ。
久しぶりに晴れた秋の空にコスモスが映えていました。
こちらの学校の運動会は昨日午前中のみ、無観客、ライブ限定配信での開催。
密を避けるため観覧の中止はやむを得ないのでしょう。
しかし、悲しいかな延々と遠目の映像が続くばかりで音もほとんど聞こえません。
これも公立の学校で個人の特定を避けるための苦肉の策なのでしょう。
小学校の方は学年ごとの体育学習発表会に。
自分の学年以外の演技は教室で映像で見ましたと、レッスンで子供達が元気に話してくれました。
家族や地域の人が集まり、大歓声や心浮き立つ音楽やスタートのピストル音に浸って声援を送る運動会の意義を改めて感じ入ります。
子供達のかけがえのない思い出作りの場が縮小になったのは可哀想ですが、楽しみにしていた親御さん達も寂しかったのではないでしょうか。
今年は下高井戸商店街の秋の風物詩『しもたか音楽祭』もパレードや演奏会は中止。
10月25日(日)より31日(日)まで限定で、参加団体が独自に制作した映像を集めてオンライン配信が行われるそうです。
出典:下高井戸商店街HP
クラシック、コーラス、ゴスペル、フォークにロック、生演奏ならではの歌や踊りを体感出来ないのは残念なこと。
ですが、オンラインだからこそ出来るこだわりの映像と音の世界が鑑賞出来るのではと楽しみです。
私の字も、しもたかフィルさんと音屋企画さんの映像に使っていただいているそうです。
お時間を少し分けていただき、ご覧いただければ幸いです。
そんな状況の秋ですが、書道教室では昇段級試験の練習がたけなわ。
受験課題を頑張る子供達
毎年、春と秋に行われる昇段級試験。
漢字の楷書、行書、草書、隷書、日常書、そして四季折々の創作書とたくさんの課目に取り組む一般クラスの若き華K.Hさん。
フルタイムの勤務でも皆勤でレッスンに来られ、教室のない日も家で練習されて通信添削も存分に活用されています。
受験に挑戦することで更に練習量が増え、目を見張るほど上達。
これまでに書かれたたくさんの創作書は表装して様々に飾り、楽しまれていると話して下さいました。
コロナ禍でも豊かな潤いのある生活を送られています。
また、10月15日(木)には、『第5回全国折り句コンテスト』の審査結果が日本折り句協会のHPで発表になりました。
当教室からグランプリを始め協会賞1名、MIKAKO賞2名、ふるさと賞2名、佳作3名の9名が栄誉ある受賞。
グランプリ受賞は地道な努力の積み重ね
入賞はとても狭き門なので、大きな喜びと励みをもたらします。
今年もコンテストの関係で教室へたくさんの手編みのペットボトルホルダーが届きみんな大喜び。
どれにするか悩みまくる子供達
こんな温かな交流も来年に向けたモチベーションアップに繋がっています。
持っていた水筒を入れてみるA・Iちゃん(小5)
書道で目指すのはお手本をただきれいに書き写すことではなく、大人の方の創作や子供の折り句制作のように自分の心を自分らしい品格のある字で書くこと。
春からことごとく物事が規制され気の休まる時がない中、皆さん目標に向かって着々と時間を積み上げています。
今年は、コンテスト参加を呼びかけた山口と広島の同級生も受賞し、更に嬉しい年になりました。
ちょくちょく東京に来ることを楽しみにしていた友人達。
2年前の夏、広島の親友と鎌倉にて
今回は上京は難しいことでしょう。
コンテストも表彰式は見送られ、作品展示も平日2日間のみに短縮とのこと。
しかし、嬉しいことに展示会のオンライン配信が行われるそうです。
折り句作家MIKAKOさんにより作品ごとにコメントが添えらえて新しい形となり、全国どこからでも鑑賞出来ます。
配信日は11月25日(水)の午後ということですが、詳細がわかりましたらまたご案内致します。
【第5回 全国折り句コンテスト展示会】
日時:2020年11月25日(水)~26日(木)午前11時~午後4時(今年は平日2日間のみ)
場所:東京スカイツリータウン・ソラマチ9階 郵政博物館 (墨田区押上1-1-2)
入場料:大人300円 小・中・高校生150円
ポエムピクチャーアーティスト MIKAKO Official Homepage ~君は無限~
人と会うことが贅沢なことになった今、音楽やスポーツ、芸術鑑賞などがいかに心の栄養になっていたかと気付かされました。
この状況だからこその真摯な想いがそれぞれの画面越しに伝わるといいなと思います。
下高井戸にある書道教室