学生の頃からお世話になっている書道家の岩見屋錦舟先生と数年ぶりにゆっくりお会いしました。
国立能楽堂(渋谷区千駄ヶ谷)
故郷岩国の誇る錦帯橋のほとりにお住まいの先生。
岩国のこと書道のこと、積もる話がたくさんで時間があっという間に過ぎていきました。
先生も独立独歩で書の道を歩んでおられます。
厳しい環境の中でも色々なところから学びを得て豊かな世界を築き上げて来られたお話は勉強になるばかり。
私の書活動についてもいつも興味深く耳を傾けて下さり、貴重な助言をいただいて心より感謝しています。
先週10月5日(土)には『岩国ビエンナーレ2019 錦の宴』というイベントで、美しいバイオリンの演奏と共に書道パフォーマンスを披露されたとのこと。
岩国市 吉香公園
城下町の歴史の深い街並みに見事に溶け合う書の写真や動画も見せて下さいました。
多岐にわたるご活動から岩国の魅力を再発見して温かい気持ちになります。
先生、いつも本当にありがとうございます。
そして故郷の繋がりでもう一つ。
むろのき幼稚園というお寺の幼稚園で「ののさま」にを合わせていた時代から多感な中学生まで一緒に過ごした同級生、蔵重美恵さん。
麻里布中学校のソフトボール部で苦楽を共にした強い絆で結ばれています。
中学生の頃から音楽活動を始め、東京でも卓越した歌唱力でお芝居やミュージカルなど活躍している美恵さん。
地元の仲間みんな元気をもらっています。
今年は5年ぶりにソロライブと行うとの嬉しいお知らせがあり、ライブTシャツを担当させていただきました。
熟練のバンドメンバーが華を添える、これまでの積み重ねの集大成とも言える素晴らしいライブ。
私も長年の想いを込めてしっかりと書き込みました。
タイトルは『くらのうた』。
「く」はマイクを握りしめる手、「ら」の点はボーイッシュなヘアスタイルで歌い上げる顔、「う」の点はトレードマークの帽子、「た」の一画目はエレキギターに。
ト音記号や五線譜も手書きし渇筆もふんだんに取り入れて、彼女のパワフルな歌やチャーミングな人柄を最大限に表現しました。
前列右が蔵重美恵さん
9月20日(金)に渋谷で行われたライブも超満員の大盛況、Tシャツもおかげさまで皆さんにご好評をいただきました。
ソフトボール部時代のチームメイトで在京の5人も集結。
キャッチャーでその頃からメンバーのまとめ役だった小笠原和子さん(左から二番目)の発案で豪華なスタンド花も。
ライブに心底感動し、童心に返った我々は興奮冷めやらぬまま深夜まで盛り上がり旧交を温めました。
故郷の風はいつも優しく心を癒やしてくれます。
今週末は台風が心配ですね。
皆さん、どうぞ充分に気をつけてお過ごし下さい。
下高井戸にある書道教室