7月21日(木)~28日(木)に京王プラザホテルで開催されたMIKAKO個展「はぐくむ」。
同郷のアーティスト/折り句作家MIKAKOさんより「書作品をゲスト展示していただけませんか」という有り難いお話をいただき2点出展させていただきました。
落ち着いたロビーギャラリー
コロナの爆発的な広がりの中で会期に突入しましたが、連日盛会のうちに無事閉幕。
開業51年日本初の高層国際ホテル
雨が降ったのは半日だけで猛暑も重なり厳しい日々の中、たくさんのご来場と差し入れのお心遣いをいただきました。
何十年かぶりにお会いした上司やコロナで数年会えなかった方との懐かしい再会にも恵まれた感動的な日々でした。
しばらく使用休止になっていた外貨両替機も稼働
故郷岩国出身の方で、ブログで私を知って来て下さった方もいらっしゃいました。
「繋」MIKAKO
皆さんと交流しながら過ごす展覧会は何と楽しいものだろうとたくさんの刺激や想いを共有させていただきました。
コロナ渦中だからこそ、尚更意義深いひとときをいただいたようにも思います。
足を運べず残念ですと連絡を下さったかた、遠くから応援して下さったかたも誠にありがとうございました。
大きな力をいただきました。
特に23日(土)の午後は大変な混雑で、次々にいらっしゃるお客様にMIKAKOさんも「途中から記憶がありません」とおっしゃっていました。
ひと組ずつ丁寧に接客
写真がたくさんありますので日にちを分けて少しずつ綴っていきたいと思います。
暫しお付き合い下さいませ。
会場にはほぼ連日足を運びましたが、朝の静まりかえったホテルは非日常が味わえる素敵な空間でした。
オープン前のアートラウンジ デュエット
会場は3カ所に分かれており、近代詩文書「初戀」を展示していただいたのはクラシックでモダンなスペース。
初日、入館して作品に目を向けると左下に何か黒いものが。
驚いて近づいて見ると、なんと大きなアゲハ蝶が飾りのようにとまっていました。
こんな場所にどうやって迷い込んだのでしょう。
なんだか楽しくなって調べてみました。
すると黒アゲハは神様や死者など特別な存在からの使いとして幸運のメッセージを届けてくれているとか。
集まって下さるお客様に、色んな視点から書道の魅力も感じていただけるといいなと晴れ晴れしい気持ちになりました。
「初戀」は昨年の書教展の出品作。
東京都美術館でご覧になった生徒さん(K.Tさん)がお気に召して購入して下さり、ご自宅に合うよう趣をこらした表装を施されたものをお借りしました。
表具を担当された浦和の表具店さんもブログに素敵な投稿をして下さいました。
京王プラザホテルに作品が展示されてます | 武笠表具店 (mukasa-hyouguten.jp)
私も現地で初めて見て、ホテルの展示空間に溶け込むスタイリッシュな表具デザインに感動。
快くお力添えいただいたK.Tさんに心から感謝です。
埼玉県の角田守良加須市長と共に
MIKAKOさんが観光大使を務めている加須市の角田市長は10時のオープンと同時にご入館。
先日映画化された、藤村の「破壊」を観られたばかりとのことで、「初戀」の書にも深い興味を持って鑑賞して下さいました。
この広大なロビースペースにはMIKAKO&加須キッズによる迫力いっぱいの垂れ幕も。
折り句「いのり」(縦3m✕横110㎝ 3本)
現代的な建築物にも可愛い手形や足形、手描きの字が入るとこんなに心安らぐ自然の中にいるような空間になるのだと感銘を受けました。
さあ、展覧会のご紹介は始まったばかり、次回に続きます。
お楽しみに。
3連休の初日、16日(土)に広島市西区民文化センターで開催された山本岬涯先生の個展へ。
優しい字の看板がお出迎え
会場に一歩足を踏み入れると『あいのうた』という名の通り、目も眩むほどの無限の愛の世界が広がっていました。
左…ぽわぞん 右…人を愛すること以上に芸術的な物はない
まずは先生からスマートにサッと手渡されたポストカードにジーン。
(来場者へのお土産です。)
あなたは愛される為に生まれた人
最初に目に飛び込んできた作品は、伝統的な書に培われた現代的な美が躍動するマルチンルーサーキング牧師の言葉。
潤筆から渇筆の変化や濃墨と淡墨の重なり、線のうねり、厳しい曲直、多字数で攻める空間とゆったりした余白の調和などいつまで見ていても飽きることがありません。
館内には音楽に精通した先生がセレクトされた質の良いBGMが流れています。
あい ひと
書というジャンルを超え、水彩、油彩、デザイン、デッサン、あらゆる技法と用材を使った愛の表現。
柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君
字形がユニークだったり色彩がポップだったり、国や性別、年齢も何もかも超越した特別な空気感。
微笑みは心の花です
これでもかというほど次々に現われる直球のメッセージに魂が癒やされてなんとも幸せな気持ちになりました。
また、嘘偽りのない心からの声を、一点一画に込めて表現することの難しさも伝わりました。
しかしこの豊かな愛に満ちた世界はやはり先生自身が心底楽しんで紡ぎ出しておられるのだと、その偉大さに感じ入るばかり。
会期中毎日通って眺めていたいと思えるほどの半端でない感動でした。
岬涯先生、素晴らしい展覧会に多くのことを学ばせていただきました。
本当にありがとうございました。
先生とご縁を繋いでくれた友人にも感謝。
次の機会を楽しみにしています。
さて、本日20日は明日スタートのMIKAKO個展『はぐくむ』の作品搬入と飾り付けでした。
京王プラザホテルロビーギャラリーにて
岬涯先生の足元にも及びませんが、今の私の精一杯を皆さんに見ていただけたら嬉しいです。
140㎝✕140㎝のパネルを慎重に
近代詩文書作品は島崎藤村の初戀。
こちらもあいのうたですね。
ライトを当てて皆さまのもとへ
ホテル本館3階アートロビーの壁面に展示されています。
3階フロア案内図(出典:京王プラザホテルHP)
もう一点の折り句作品は、ロビーギャラリー内、上階の奥になります。
こうした素敵な場所に展示の機会を下さったMIKAKOさんにも心から感謝です。
私は23日(土)、24日(日)の10時~17時、28日(木)10時~12時に在廊しております。
ご都合の合うかた、会場でお目にかれますこと心より楽しみにしています。
ご訪問いただいてありがとうございます。
2012年8月5日に当サイトを公開してもうすぐ10年。
HP開設にあたりたくさんの方のお力添えをいただき、実現に漕ぎ着けたのは教室を開いて12年目のことでした。
日本はもちろん世界のどこにいても繋がることの出来る夢のようなインターネット。
HPを見ていただくことで多くのご縁をいただき盛り上がりのある学びの場に成長しました。
しもたかステーション教室は、お母さんと手を繋いで買い物していた幼い頃に戻ったような賑やかな商店街にあります。
昭和の雰囲気の残る下高井戸市場
HPで教室を知り通っていらしてお引越しとお産のため退会された生徒さんから一昨日、9年ぶりにお電話をいただきました。
「子どもも2年生になり書道を再開したいと思って先生のHPを見ているのですがずっと満席で…」とのこと。
色々なお話ができ、再会のお約束も出来てとても嬉しい出来事でした。
7月7日の七夕は子ども達の短冊を桜上水教室のあるむつみ会館で笹飾りに仕立てていただきました。
町内会の皆さん手作りの見事な笹飾り
書道を通じて得る喜びは数多くありますが、こうして発信を続けていることで新たな出会いや再会、交流が生まれ大きなエネルギーをいただいています。
故郷山口の会社員時代の大先輩で今はブログを通じて親交を深めているtatu_no_koさんも見守っていただいていて感謝するばかり。
先日は温かい眼差しでブログに書いて下さいました。
教室の生徒さんの笑顔も元気の素です。
写真版に掲載されて万歳するMちゃん(小3)
コロナで止まっていた世の中も動き出し、作品を見ていただける機会が重なって制作もたけなわ。
ねじり鉢巻きで頑張っています。
書教展(9月)に向けた作品制作
グループ展(9月)に向けた制作
まずは、7月21日(木)から京王プラザホテルMIKAKO個展で近代詩文書と折り句の2点を展示させていただきます。
日本画の顔彩を研究してみました
7月23日(土)・24日(日)は会場におります。
お客様やMIKAKOさん、折り句仲間の方々とも久しぶりにお会い出来ること本当に楽しみです。
ご予定いただいている皆さま、お暑い中となりますが気をつけていらして下さい。
心よりお待ちしております
そしてこれからも地域に根ざし皆さんを心を通わせながら書の道を歩んでいきたいと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
下高井戸にある書道教室