暑さ寒さも彼岸までといいますが彼岸の入りの本日20日もまだまだ残暑が続いています。
来週からようやく秋らしい気候になるとのこと、待ち遠しいですね。
この夏、子ども達が頑張った折り句作品が出揃いました。
一人ひとりが自分だけの世界観を構築
第8回全国折り句コンテスト出品の後、全作品を皆さんにお披露目する機会を設けたいと考えています。
折り句の書画制作の取り組みを始めて8年。
最初は試行錯誤でしたがみんな経験を積み重ね、自在に表現出来るようになってきました。
敬老の日にひいおばあちゃんの家に遊びに行くので持って行きたいと即興で書いてもお手並み鮮やか。
『きくえ』 M・Tちゃん(小4)
M・Tちゃんが初めて教室に来てくれたのは可愛らしい1年生の秋のことでした。
折り句制作を通じて子ども達の成長を感じさせてもらえるのも幸せなことです。
お父さんが消しゴムはんこを作っているというM・Nちゃん(小4)。
お父さんへの折り句の彩りにするためにたくさん持って来ました。
全てオリジナルのハンドメイド
カラフルなスタンプ台も持参。
色が均一に出るよう、複数の色を同時に使うときは色が混ざらないように時間をかけて着色。
スタンプ台もはんこも手に持って隅々までまんべんなくポンポンポンポン。
両手を器用に動かして丁寧に
私も消しゴムはんこの奥深さを勉強させてもらいました。
レッスン時間を大幅にオーバーしても集中。
お父さんへの愛が詰まった作品に
お迎えのお父さんに「30分後にいらして下さい」「あと15分後に…」とお迎えの時間を遅らせてもらえるよう何度かメール。
最後はお父さんがお子さんの様子をご覧になり「隣の魚屋さんに行ってるからね~」と声かけ。
子ども達から情熱や個性や創造性が湧き上がるのを目の当たりにして日々感動しています。
高学年になるとタブレットやスマホからインスピレーションを得ることも。
毎年、身近な人へ明るく感謝を伝えるYちゃん(小5)
新しい世界と交わりながら進歩する姿もまぶしいばかり。
中学生になり初めての合宿の様子を書いたRちゃん。
楽しい思い出話もたくさんしてくれて、一番心に残ったという美しい自然をのびのびと描きました。
難関中学受験見事乗り越えたね
作品が仕上がると応募票の作品の説明文も自分で考えて鉛筆で下書き。
ボールペンに持ち替えて緊張の清書
折り句の目当ては、今の自分を見つめて大切な人やものごとへ想いを巡らせ、自分らしい字で伝えること。
今年もみんなそれぞれのペースで達成、作品1枚1枚が咲き誇る花のように輝いて見えます。
『しあわせ』 H・Nちゃん(中2)
同郷の折り句作家MIKAKOさんとの出逢いは本当にかけがえのないものだったと改めて感じる8回目の折り句シーズンでした。
さあこれから秋の昇段級試験、そして年末の書初めに向けて書道も勢いづく時期に突入します。
また新しい気持ちで頑張りましょう。
先週は、題字と挿絵を担当させていただいている劇団『座☆吉祥天女』さんの出来たてほやほやのチラシが届きました。
このお話はまた後日に。
下高井戸にある書道教室