明日はもう大晦日!
書初めで大わらわだった教室も26日に無事筆納めでした。
手一杯でなかなか写真が撮れなかったのですが、頑張った子供達の様子はまた年明けにお伝えしたいと思います。
1月6日(金)、7日(土)に書初め予定の生徒さんは、お正月明けですのでしっかり体調を整えて来て下さいね。
教室を暖かくして元気なお顔に会えるのを楽しみに待っています。
さて、今日は前回の続き、1年の作品を振り返る後半戦を綴ります。
まずは夏の『第106回書教展』(東京都美術館)出品の近代詩文書。
2尺×6尺サイズ(約60㎝×180㎝)4連
続いて今話題の街、下北沢で行われた『開放空間 ART exhibition & experience』(reload)では、美しい絵画とのコラボレーション。
詩・画 Life Garden 遥水書(250㎝✕370㎝)
ご来場者へ愛のポストカード。
アレンジ・制作 Life Garden
劇団『座☆吉祥天女 第十八回公演 初蕾』(深川江戸資料館)では、題字と挿絵を担当。
舞台の小道具として文字の練習帖。
ライブイベント『MAKKS』(高円寺スタジオK)ではタイトルと出演者名の筆文字デザイン。
『MAKKS』は出演者5名の頭文字から創られています。
それぞれの専門領域を紡いで豊かな世界をという願いを込めて、手を繋ぐように字を繋ぎました。
たぐいまれな技術の重なり合うステージはスタイリッシュで、輝く未来へ進んでいくイメージ。
タイトル原画
お名前は、皆さんの人物研究をもとに文字の中にパーソナリティをちりばめました。
よろしければタップで拡大して探してみて下さい。
画像の下に答えがあります。
Mは蔵重美恵さん。
マイク・グローブ・顔と足のシルエット・音符
ステージは心通い合うキャッチボールがテーマ。
はんだすなおさんから放たれた野球ボールは全員がキャッチしています。
Aの千田阿紗子さん。
ハート・似顔絵・ト音記号・音符等・ダブルピース
Kの平野賢佑さん。
スポーツチャンバラの剣・ギター・似顔絵
Kの影山晃子さん。
猫・本・バラ・ハイヒール・リボン
Sのはんだすなおさん。
いつまでも記憶に残る素晴らしいライブでした。
ト音記号・音符等・ピアノ・帽子・メガネ
こうして振り返ってみると今年後半は対外的な書が多かったようです。
最後の大きなお仕事は、山形県産日本酒ラベルの筆文字デザインでした。
一昨年にいただいたいていたお話でコロナで延期になったものが来春いよいよ発売へ。
こちらは日本画家のかたの幻想的な絵画との合作になります。
公開をどうぞお楽しみに。
各界のスペシャリストの皆さんと共にアートが創造出来ること。
コロナ禍を経験してこれは本当に奇跡的な恩恵なのだと感じ入ります。
そんな一年の終わりに何より嬉しいご褒美が届きました。
1年生Kちゃんのお手紙に涙
来年も子ども達の素敵な未来を呼び寄せるため、書道を通じた下支えを追求していきます。
健康で、生徒さんや携わって下さる方々、こうしてブログを読んで下さっているあなたと共に歩んでいけることに心から感謝。
今年も1年大変ありがとうございました。
皆様どうぞお健やかに良い年をお迎え下さい。
気づけばあと10日で今年も終わりますね。
世界的に激動の一年となった2022年。
皆さんにとってどんな一年だったでしょうか。
東京オペラシティ コンサートホール
私は日々古筆を学ぶことで基礎の研鑚。
毎月の根本伸也先生の仮名研究会(神田)、折り句作家MIKAKO先生の折り句勉強会と折り句クラブ(現在はオンライン)で表現力の鍛錬。
書道教室の生徒さんお一人お一人の教材研究・作成とレッスンを着実に行うこと。
ご依頼いただいた筆文字制作や展覧会作品制作は120%の成果を出せるように取り組むこと。
毎月10日、20日、30日に、読まれたかたが何か一つでも為になったと思っていただけるようなブログを投稿すること。
これだけは一年間、心掛けて過ごしました。
何事も当たりまえではないんだと実感した3年間。
毎年変わりばえのない過ごし方ですが、つつがなく行うことが出来た年の暮れにありがたい心持ちです。
今日と次回のブログで1年間の作品を振り返ってみたいと思います。
まずは前半戦。
新春は毎年恒例、年賀状の干支の書からスタートしました。
干支の創作は卯年から始めて来年でちょうど一回り。
2016年から始めた折り句は毎月の勉強会で学びを深め、いくつかの作品も生まれました。
『第3回web折り句展』プロモーション折り句『とらどし』
『雅月書道教室展』出展 折り句『いのうえがげつ』
ウクライナ平和祈念 折り句『つぼみ』
ジブリ映画『天空の城ラピュタ』より
喫茶店『月とつぼみ』様 折り句『月とつぼみ』
定年ご退職祝福と感謝の折り句『かわいとしあき』
MIKAKO個展「はぐくむ」出展 折り句『MIKAKO』
夏以降の後半戦は次回のブログに続きます。
さて、今週から学生の生徒さんは、1クラス3~4名の少人数書初めレッスンスタートです。
予約制で今年は90分16コマ設定しました。
日時と場所は個別にお知らせしていますので当日は気をつけて、忘れ物のないようにお越し下さい。
特に学校の書初め用紙は替えがきかないので忘れると大変ですよ。
保護者の皆さまには年末のお忙しい中、日程調整にご理解とご協力を大変ありがとうございました。
こうして人と会ってコミュニケーション出来ることもなんて素晴らしくて尊いことだろうと改めて感じる年でもありました。
書初め、みんなで頑張りましょう!
元気にレッスン出来ますように楽しみにしています。
今年も華やかなホリデーシーズンを迎えました。
クリスマスを祝い、お正月には神社に初詣する日本の年末年始は和洋折衷ですね。
有楽町でこれぞまさにというクリスマスツリーを見かけました。
ウサギツリー(東京国際フォーラム)
けれど未だ続くコロナ禍。
2019年の12月初旬に中国の武漢で発生したと言われて丸3年です。
翌20年の2月頃だったか、友人から「こういう感染症が発生すると治まるまで5年はかかるでしょうね。」と聴き、「まさか?」と思いましたが今では心から納得…。
私達の暮らしも様々な制約によって大きく変化しました。
しかし今年の夏以降、ウィズコロナで物事が進むようになり明るい兆しを感じています。
先日は筆文字ロゴを担当させていただいている劇団『座☆吉祥天女』代表の井口貴子さんと楽しいひとときをご一緒。
ブログにも丁寧に書いていただき感激でした。
4日(日)は外苑前の素敵なサロンで開かれたリサイタルで、素晴らしいドイツ歌曲とスタインウェイのピアノ鑑賞。
昔の生徒さんと20年ぶりに会いました。
声楽家の輪湖里奈さん
感情豊かにドイツ語で歌い上げる姿に心底感動、終演後には楽しく記念撮影。
「書初め覚えてる?」と聞くと、「(もちろん)覚えてますよぉ」。
そして二人同時に口をついて出た言葉が「希望の朝!」(6年生の時の課題)。
顔を見合わせて笑いました。
来年早々デンマークへ海外引越しされるとのこと、これからますます活躍されますよう心から願っています。
昨日のむつみ会館教室では、町会のおもちつき準備がたけなわ。
水に浸したもち米が並ぶ玄関ホール
教室にもいい香りが漂ってきました。
もちつき大会は地域の大人気イベントでとても賑わいます。
本格の餅つき臼(うす)と杵(きね)
珍しい光景に子ども達も「何を作ってるの?」と興味津々、「明日、お餅もらいに来る!」と張り切っていました。
つきたてのおいしいお餅が食べられるといいね。
おかげさまで教室も基本的なコロナ対策を取りながら通常通り行うことが出来ています。
十代~七十代の老若男女が集うクラス
特に換気には十分注意。
換気扇の常時運転、最新の高性能空気清浄機も二つの教室共に設置されてフル稼働。
それぞれが自分のペースで学びます
ドアや窓を少し開けていても室内温度が変わることなく、暑い真夏も今の寒い季節も快適に書いていただけたかと思います。
12月の後半は熱気に沸く書初めウィークに突入しますよ。
「⚽W杯64試合全部ABEMAで見る!」(Sくん)
3年生のMちゃんに、「書初めは25日、いつもと違って日曜日の朝だからね、クリスマスだけど大丈夫?」と聞くと、「大丈夫、その日は午後からいとこのうちに集まってクリスマスパーティなんだ!」と嬉しそう。
更に「おじいちゃんからもうクリスマスプレゼントもらった!」とニコニコ。
「わぁ、良かったね!おじいちゃんとおばあちゃんにはプレゼントするの?」と聴くと、考えていなかったような様子。
「じゃあ、朝書いた書初め持って行ったら?言葉も『つよい力』だから飾るにもピッタリだし喜ばれると思うよ~」と話すとパァーッと笑顔になりました。
大きな目標が出来て、きっと全神経を集中した素敵な書初めになることでしょう。
毎回自転車で送迎をして下さっている優しいおじいちゃま。
可愛いお孫さんの『つよい力』が日々のお力になれば私もとても嬉しいです。
そんな何気ない日常の出来事が、3年のコロナ禍を経てひときわありがたく思う2022年の年の瀬。
下高井戸にある書道教室