2022年の書道教室は1月6日と7日、終日の書初め特別レッスンから元気にスタートしました。
初日の朝は曇り空でしたがお昼過ぎから大雪に。
教室OBのT・Tくん(高2)、迫力の写真をありがとう!
本降りの中、頭に雪を積もらせてやってくる生徒さん、スキーウエアを羽織ってきた子もいました。
色々な交通手段で細心の注意を払いながら送迎して下さった保護者の皆さん、誠にありがとうございました。
帰り道は美しい雪化粧。
翌朝は快晴でしたがあちこちに雪が残り、路面は凍結して危険な状態。
私も自転車で教室へ行くのにいつもの倍の時間がかかりました。
朝日新聞の川柳欄に『雪国が 笑って見てる 十センチ』(吉野信幸)とありお茶ふきましたが、まさにてんやわんやの二日間。
そんな中でもみんな頑張って来てくれて欠席は0、凜として清新の気に満ちた書初めになりました。
R・Tくん(小3)3枚ともお見事
限られた時間で最高傑作を作るには、書きづらい字をピックアップして練習するのが早道。
T・Nくん(小4)、学校の書初めで実力が発揮できますように(みんなもネ!)
しかしただ漫然と書いていては伸びません。
子どもにも個性があるのでその子に合わせて指導法を変えています。
・字形を把握するために鉛筆で練習
・籠書き(お手本の上に紙を載せて鉛筆で文字の輪郭を写し、毛筆に持ち替えてなぞる)
・書いたものをお手本と比べながら赤鉛筆で自主批正
・手と手を合わせて一緒に書く手取り法(効果大)
・ポイントを説明しながら書いて見せる(効果大)
・作品を並べて相互批正
・お友達や先輩からの批正を受けて意見交換
などなど多様なアプローチ。
時折休憩も交えながらみっちり行い、みんな実に根気よく努力を重ねて入魂の作品になりました。
After(左) Before(右)
熱気にあふれた年始怒濤の二日間。
生徒全員帰った後も「もう1枚書いていいですか」と繰り返し、最後まで諦めずに粘ったS・Hちゃん(中2)。
もちろん、先生はいつまででも付き合いますよ
ラストは「学校でこれ以上うまい子がいるかなあ」と声を掛けたほど完成度の高い作品になりました(写真はまたいつか)。
小学校1年生の時から来てくれて8年目。
小1の頃、同級生3人組の真ん中
写真左のR・Kちゃんも書初め2コマ取ってやる気満々、見上げるように背が伸びたR・Iくん(右)は今年も力強い運筆を披露してくれました。
2年生当時のお茶目な姿 ©千葉広子
継続は力なり。
コツコツと積み上げてきたことが一つの大きな自信に繋がっているのだなあとしみじみ。
お名前まで一文字一文字真剣に書く姿に感動
次の世代を担う子ども達に生涯の宝となる腕前を得て欲しいと誓いを新たにした新春です。
生徒の皆さん、今年も楽しく書道を頑張りましょうね。
コロナになって3年目の2022年、出来ることを模索しながら書道を通じて皆さまのお役に立てますよう精進したいと思います。
まずは2月2日(水)にweb折り句展を公開する予定で準備を進めています。
どうぞお楽しみに。
皆さまにおかれましても健康で素晴らしい一年になりますように。
下高井戸にある書道教室