2026.09.10
9月10日 第110回記念書教展のご案内

2学期が始まり、夏休みで一回り大きくなったように見える子どもたちは元気いっぱい。

筆を手にする姿にも頼もしさを感じます。

 

 

小学校で毛筆が始まったばかりの3年生Tくん

 

これから、秋の昇段級試験や年末の書初めに向けて毛筆に力を入れて学んでいきます。

一画一画を丁寧に筆を運び、静かに集中。

 

 

中1のTくんは4文字の楷書

 

学校にバイトに旅行に就活にと大忙しの大学生も、教室に来て筆を持つ時間が良い息抜きになっているようです。

 

 

小2から続けているCちゃん(大学3年生)は仮名

 

6月から取り掛かっている『全国折り句コンテスト』も9月末の締め切りに向けて最終仕上げ。

 

 

初めての折り句を素敵に書いたKちゃん(小3)

 

出品の回数を重ねると、折り句も背景の色彩も年々進化。

Wちゃん(小6)の今年の色づくりにも、送る相手に寄り添う小さな挑戦が光っていました。

 

 

毎年家族へ心のこもった折り句を書くWちゃん

 

こうして表現の幅が豊かに広がり、成長の軌跡に驚くばかり。

中・高生になると色の重ね方やモチーフの選び方など、まるで心の中の物語が形になっていくようです。

 

 

趣向を凝らした背景が楽しみなRちゃん(高1)

 

そんな子どもたちの頑張りに背中を押されるように、 私も書教展に向けて今年の集大成となる大小2点の作品を制作しました。

大切な表具は、今回も横浜の岡忠美術表装さんと三鷹の山口文林堂さんに託しています。

お二方の確かな技術と美意識によって、会場で作品がどのような表情を見せてくれるのか、私自身も楽しみにしています。

 

 

書教展が行われる上野の東京都美術館

 

今年は当番審査員として学生部・一般部の審査会にも参加させていただき、真剣に書と向き合う多くの方々の表現に触れる貴重な夏になりました。

 

 

東京都美術館地下3階の作業室

 

書教展は来週9月19日(土)より会期になります。

今年は第110回記念という節目の年で、高木厚人名誉会長による全紙一枚半サイズ(縦205.8㎝×横69㎝)11枚に西行の和歌29首を揮毫した「西行の森(Ⅱ)」が大きな見どころとなっています。

私は、全紙サイズ(縦69㎝×横136㎝)に宇野千代の言葉を書いた近代詩文書作品と、丹水会小品展のコーナーに浄土宗の言葉をミニサイズの掛け軸に仕立てた作品の計2点出品しています。

両作品ともに故郷を題材にしており、 その由来につきましては次回のブログで作品をご覧いただきながらお伝え出来ればと思います。

東京都美術館2階の書教展会場は広大で多くの作品が一堂に展示されています。

いらしていただけるようでしたら書教展の受付で「前田遥水の作品はどこですか」とお尋ねになると場所をご案内いただけます。

ご都合が合いましたら是非会場でご高覧下さいませ。

私は9月19日㈯と22日㈫㈷の終日、26日㈯最終日は午前中までの展示で会場受付におります。

東京都美術館では期間中、人気の「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」展も開催中。

よろしければ上野で爽やかな秋の到来をどうぞごゆっくりお楽しみください。

 

出典:(公社)全日本書道教育協会

 

【 第110回記念 書教展 】-伝統の書美を翼に乗せて-

日時:令和8年9月19日(土)~26日(土) AM9:30~PM5:30(入場は17時まで 最終日は正午まで)

場所:東京都美術館2F  第1展示室から第3展示室(台東区上野公園内) 

内容:役員・一般部・学生部・席書大会作品(毛筆・硬筆部門あり)

 

 

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