2026.08.10
8月10日 HP開設14周年

2012年の8月5日にこちらのHPを公開してから、14年という時が流れました。

この小さな場所がたくさんの出逢いや久しぶりの再会を運んでくれて、その一つひとつを思い起こすたびにとても感慨深いです。

当初、何もないところからHP制作に携わって下さった方々、この場を通じて見守ってくださる皆さまとのご縁に心より御礼申し上げます。

 

先月末は、盛夏恒例の毎日展見学へ。

 

 

77回展、日本最大の書道展@六本木国立新美術館

 

師の根本伸也先生の、優美で流れるような情緒を感じる仮名作品。

 

 

上の中央

 

ご一緒した井上雅月先生の爽やかで凛とした強さを秘めた作品。

 

 

中央

 

広大な会場で先生方や先輩、書友の作品を1点1点鑑賞して学ばせていただき、その足で森岡静江先生の個展へ。

 

 

新宿京王プラザホテル ロビーギャラリー

 

先生がちょうど会場にいらっしゃり、初対面の私たちにも丁寧に解説してくださいました。

アートロビーに展示されていた圧巻の2枚は、ご自身で全紙(書道用の約70㎝×136㎝の画仙紙)8枚を糊で貼り合わせた紙を作られたそうでビックリ。

 

 

 

 

その他50点あまりの情熱ほとばしる作品を拝見させていただき、言葉を届ける場を続けてきた年月を振り返る時間になったようにも思います。

 

そして8月5日より岩国帰省。

おかげさまで、今年の大きいサイズの作品制作を無事に終えてから岩国へ向かうことが出来ました。

岩国では、泥の中から真っ直ぐに茎をのばして咲く蓮の花を見ることができ、ひとつ節目を迎えた気持ちに。

 

 

清らかな蓮の花@岩国

 

今回の制作では初めて、『金鶏筆』という鳥の羽根で作られた特殊筆に挑戦しました。

 

 

昨年、山口文林堂さんのおすすめで購入

 

『金鶏(キンケイ)』とは、赤、緑、青、黄色、橙色、金色などの鮮やかな色で覆われた美しいキジ科の野鳥。

古来よりおめでたいしるしとして尊ばれている縁起の良い鳥だそうです

一般的な筆の素材は目的の線を出すために書きやすい、馬や山羊、イタチなどの動物の毛で作られています。

その他に竹筆、藁筆、孔雀筆などありますが、扱いが難しそうで使ったことがありませんでした。

しかし書いてみると意外と穂先がまとまり、思いがけない線が生まれるのが楽しくて、まるで鳥と一緒に自由に空を飛んでいるような心地に。

 

 

1.8リットルの濃墨が空になり慌てて買い足し

 

最後の1枚を書き終えて墨をたっぷり含んで真っ黒な筆を丁寧に洗い、羽根本来の輝きがふわりと戻った瞬間、鳥と心を重ねていた時間も終わるのだと何だか寂しい気持ちになりました。

作品はまた展示になりましたらご紹介します。

皆さまのおかげで今日まで歩んでこられた感謝の想いが作品に息づいていれば嬉しいです。

 

岩国からは昨夜帰京。

 

 

2017年に美しく生まれ変わったJR岩国駅

 

岩国のお話はまた次回のブログで。

 

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