街が華やぎ、クリスマスソングが流れる下高井戸商店街。
ロゴデザインを担当させていただいた『しもたかフィル』年末第九公演の立て看板16本が、今年も立ち並びました。
地元で親しまれている地域密着型オーケストラ『しもたかフィル』。
一年を締めくくる第九公演は年末の風物詩となっていますが、今年はクリスマスイブの日曜日に行われます。
冬の澄んだ空気の中、「歓喜の歌」の合唱と一体化して街頭に響き渡る壮大な演奏は、今年の様々な出来事を思い起こし来年へのパワーをもたらしてくれる、本当に感動的なひとときです。
みなさんご都合が合いましたら是非お運び下さい。
屋外のためかなり寒いので、どうぞ暖かい服装で楽しんでいただけたらと思います。
さて、こちらも日本の年末の風物詩と言えるユーキャンの「新語・流行語大賞」ですが、今年の年間大賞には「インスタ映え」が選ばれましたね。
書道教室へも多くの小学生が携帯電話を持参する時代。
レッスン前に音が鳴らないよう操作する姿も板についています。
取り立てて言うほどのことでもありませんが、私はフェイスブックもツイッターもインスタグラムもやっていません。
このブログは、ホームページの制作の方から「HPは作っただけだと一回見てもらったら終わりです。毎日20人以上訪問のあるHPは全体の3%にもなりません。先生の人となりや教室の雰囲気を知ってもらうために何かSNSをやって下さい。何にしますか?」と言われ、それならと地味に始めたもの。
2012年11月から10日ごとに更新を続けて5年経ちました。
おかげさまで、『毎月10のつく日はそろそろかなと思い楽しみに開けています』とか、『しばらく見てなくても開くと確実に更新されてるので安心する』などご感想をいただいてとても嬉しく思っています。
レッスン中はなかなか撮影出来ませんが、今日はオフショットを少し。
椅子の上にちょこんと正座するこんな姿を見つけるとついシャッターを切りたくなります。
小学校低学年では椅子に座布団を重ねて高さを調節すると足が床に届きません。
しかし足をブラブラすることなくピンと伸びた美しい姿勢。
真っ白な紙面に向かう時、子供達は自然に背筋を伸ばします。そうしないと良い字が書けないからです。
集中して取り組むことは心の育成にも繋がっていきます。
先日はレッスンのあとにこんな面白いことがありました。
3年生の左利きの女の子が「2年生の硬筆の書初め課題を書いてみたい!」と言うのでお手本を渡したら、周りの子達が「私も私も」となぜか左手で書くことにチャレンジして大盛り上がり。
今度は左利きの子が右手で書くことに挑戦。
学校は違っても教室で仲良くなった3年生の二人は、フリースも色違いのお揃い。
レッスンが終わっても「まだ書きたい」という熱意が周りの子に伝わり、頑張りを認めて共感し合うことで新しい学びが生まれます。
こちら、桜上水クラス4年生の書道ガールズは偶然にも書道バックが同じ。
レッスンでは毎回時間オーバーしても書き続ける二人は、教室の後片付けも全部終わるまで残って手伝ってくれます。
書道は、書けない書けないと何枚も繰り返し書き、苛立ちや僅かな手ごたえを感じることをひたすら続けた先に上達の道があります。
こうして教室で自然に養われた感性はこれからの生活全般でも生かされることでしょう。
感謝と共に二人を見送ると、優しい色合いのフリースもお揃いでほのぼのした気持ちで写真を1枚。
大人のクラスのレッスン風景は更に写真がなくあまり載せることが出来ませんが、読んだ方から「とてもいい雰囲気のお教室で、通える距離なら習いに行きたいと毎回思います」、「生徒さんの一生懸命な心が伝わりジーンとしました」などありがたいご感想をいただいています。
大人も子供もただお手本を真似て書くだけでなく、書きたいことや伝えたいことを自分の字で表現することも大切にしています。
「普段の字をきれいにしたい」と、ペン字希望で入会された会社員のNさん。
4年間の積み重ねで、自分の書きたい言葉を小筆で美しく書けるまでに進歩されました。
こうして教室に行くたび生徒さんの笑顔に会えて、ブログを見て下さっている方にお伝え出来ることは本当にありがたいことで宝物です。
皆さんに心より感謝し、これからも書くことの楽しさを綴って行けたらと思っています。
下高井戸にある書道教室