2025.02.20
2月20日 こだま

再び強い寒波がやってきていますね。

雪深い地方では大雪の上にさらに新たな雪が降り積もり、大変なことになっている様子が連日報道されています。

 

 

2月は春らしい課題に

 

厳しい生活を送られている雪国の皆さんに、一日も早い平穏な毎日が訪れますように祈るばかりです。

 

 

春の訪れが待ち遠しいですね

 

皆さんのご苦労を思うと何とも些細なことなのですが、私は先月の風邪から1ケ月も経たないうちにまた風邪をひいて寝込んでおりました。

症状が長引いて教室も急なお休みをいただいたりご迷惑をおかけしました。

 

 

中学生の美しい行書

 

そんな時でもこんな嬉しいメールが届いて明るい気持ちに。

昨年、激弾BKYUさんのご依頼で作成、神奈川県葉山町に寄贈させていただいた祝い幕が葉山町議会で使用されてライブ配信で流れたとのこと。

 

 

町制施行100周年記念議場コンサート

 

葉山町の皆さんが町制100周年を心から祝い、地元を大切にされているのが伝わります。

また、私の地元岩国より見守って下さっているtatu_no_koさんより、巳年のポストカードを楽しく飾られている写真もいただきました。

 

 

春を感じる素敵なアートスペース

 

いつも本当にありがとうございます。

今年は昭和が始まってからちょうど100年目ということで、昭和の時代風俗が注目されていますね。

先日、帰省した際に実家の2階でふと目に留まった小冊子。

 

 

1979年4月28日発行

 

中国新聞「くらし」面に現在も連載中で人気の読者投稿欄『こだま』が書籍化されたものです。

表紙をそっと開くと懐かしい父のメモ書き。

 

 

 

 

この本には、田舎で元気に商店を経営していた頃の母方の祖母の投稿が載っています。

 

 

けっさく…面白いこと みやすい…簡単な

 

祖母の美味しい茶粥は近所でも評判で、滋味深い味は今でも忘れられません。

こちらは昭和48年から50年までの3年間に掲載された『こだま』から248点を選んで54年(1979年)に発行された第1集とのこと。

再び読み返しているところですが、約50年前の女性たちの暮らしぶりが現在とは全く違うことに唖然とするばかり。

女性が明るくたくましいことは変わりありませんが、まず職業のほとんどが「主婦」か「農業」であること。

そうすると内容は自然に何世代かで同居している家族の話題、田んぼや畑や牛や馬のお話などで、とても感慨深いものを感じます。

詳しくはまた別に書きたいと思います。

「けっさく」は明治41年生まれの祖母が67歳の時の愉快なお話。

祖母は74歳で亡くなりましたが、一人暮らしの傍ら良く文章を書く人でした。

この『こだま』欄、現在は女性だけに限らずジェンダーレスに募集されているようです。

そしてその新しい形、第一号で掲載されたのはなんとtatu_no_koさんでした!

 

 

 

2024年11月19日 中国新聞より

 

こうした新聞への投稿はもちろん、毎日欠かさずUPされるブログ「日々のことを徒然に」で心豊かなひとときをいただいています。

なにげない日常を丁寧に誠実に向き合ってありのままに綴られ、過去から未来までの様々なテーマもお人柄の現れたあたたかな視点で切り取られる尊い文章。

「こだま」とは、声や音が山に当たって反響して返ってくることを言います。

山口県出身の詩人「金子みすゞ」にも「こだまでしょうか」という代表作がありますね。

優しい言葉や文章には大きな力があり、それに触れて心の中で何度もこだましているうちに気持ちが癒されるものなのでしょう。

相手を思う言葉を私も大事にしていきたいと思います。

 

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