2025.02.10
2月10日 毛筆の大切さ

前回のブログでお伝えしたとおり、茅ヶ崎&広島へ。

まずは1月31日(金)、新宿駅を朝7:36発のJR湘南新宿ラインに乗って井上雅月先生の教室展にお伺いしました。

茅ヶ崎駅に降り立つとサザンオールスターズの『希望の轍』のメロディが鳴り響き、気分がグッと盛り上がります。

今年から新しい会館で行われるとのこと、駅からの道中にはハワイ、ホノルルとの姉妹都市を記念した「ALOHA」モニュメント。

 

 

 

 

茅ヶ崎市の名誉市民、キラキラの加山雄三さんの銅像。

 

 

茅ヶ崎市役所前広場

 

厳寒の中でも太陽の似合う茅ヶ崎で、南国気分を味わいながら歩くこと約10分。

葉山市民文化会館は新しく広々とした素敵な会館でした。

 

 

茅ヶ崎市民文化会館

 

今年は搬入のお手伝いから参加させていただきました。

井上先生や若先生のご家族や生徒さん、生徒さんの親御さん、表具屋さんなど総勢10名が力を合わせて会場づくり。

 

 

 

 

今年も1年間の学びの成果が美しく立ち並びました。

 

 

 

 

基本の書道作品以外にも、糸玉を作るところから手作りの漢字一文字書のオブジェ、願い事を書いた色とりどりの短冊、手のぬくもりを感じる和綴じの書作品集に手書き文字入りの缶のペン立てなど。

 

 

 

 

普段のレッスンで毎月の競書を仕上げるのも大変な中で、様々に工夫を凝らした展示物の数々、先生方の素晴らしい指導力と熱意を感じます。

翌日お伺いした、広島の山本岬涯先生の書初め展もとても見ごたえのある展覧会でした。

 

 

 

安芸区民文化センター

 

まずは山本先生の展覧会でおなじみの自由闊達な色紙コーナー。

 

 

 

 

次に壮観の書初めコーナー。

 

 

 

 

現代ではほとんど毛筆を使う場面がありませんが、直接使わなくても小さいころから毛筆で点画を学ぶことは文字を書く基礎になります。

日本の伝統文化や言語文化に触れることにもつながりますね。

先生の社中の皆さんは字形、筆遣い、紙面へのバランスなど本当に見事。

集中して丁寧に、真剣に書いたことが現れていて感動です。

学生時代からの親友の作品もこれまでと全く違った作風で、新しい線、新しい空間、勇気をもって攻めていることに胸をうたれました。

 

 

来る人が道つけるなり門の雪 (写真中央)

 

そして多忙な山本先生のどこにそんな時間があるのだろうと唸ってしまうほど繊細なアートコーナー。

 

 

山本岬涯書

 

 

文字を正しく書くことは社会生活や人間関係構築においても「伝える」という大切な役割があります。

その基礎の力を伸ばすために、あらゆる取り組みを行って努力されている両先生。

「作品に日頃の成果出しましょう」と一口に言えば簡単ですがその「日頃」がどれだけ大変か察するに余りあります。

生徒さんを率いる先生がたのエネルギーに頭が下がるばかり。

新年から大きな力をいただきました。

井上先生、山本先生、誠にありがとうございました。

 

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